ユーロ圏は依然ソフトランディングへ、財政赤字は膨張-欧州委見通し

5/16 2:46 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): ユーロ圏経済は依然としてソフトランディングに向かっていると、欧州委員会が指摘した。インフレ率は従来の予想よりも速く低下し、来年末まで経済成長は加速が続くと見込む。

欧州委員会は15日発表した春季経済見通しで、今年の域内総生産(GDP)成長率を0.8%、来年を1.4%と予想。この数字は3カ月前の予測からほとんど変わっていない。インフレ率の予想は今年を2.5%、来年を2.1%とし、前回予測の2.7%と2.2%からそれぞれ引き下げた。

ジェンティローニ欧州委員(経済担当)は発表文で、「今年と来年を通じ、経済成長は徐々に加速するとみている。インフレ低下と購買力の回復、雇用の伸び持続によって個人消費が後押しされる」との見方を示した。

一方、「公的債務は来年やや増加する見通しだ。投資を保護しつつ財政を再建する必要があることを示唆している」と同委員は警告した。

欧州委によると、ユーロ圏全体の財政赤字見通しは今年がGDP比3%、来年は同2.8%と、前回の予測の2.8%、2.7%からそれぞれ上昇。財政赤字が膨らむとみられる国にはフランスやイタリアなどが挙げられ、ドイツやスペインは赤字が比較的小さいと予想されている。

原題:Euro-Zone Soft Landing on Track But With Wider Deficit, EU Says(抜粋)

--取材協力:Barbara Sladkowska、Jana Randow.

(c)2024 Bloomberg L.P.

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最終更新:5/16(木) 2:46

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