明日の戦略-日経平均は失速も多くの銘柄が上昇、良好な地合いは継続か

5/11 16:43 配信

トレーダーズ・ウェブ

現在値
JT------
ホシデン------
アドテスト------
ソフトBG------

 11日の日経平均は続落。終値は295円安の62417円。米国株高を受けて大きく水準を切り上げて始まり、序盤では上げ幅を600円超に広げて63300円台に乗せた。しかし、ソフトバンクグループ<9984>やアドバンテスト<6857>など指数寄与度の大きい大型グロース株の一角が高く始まった後に値を消したことから、急失速してマイナス転換。200円超下げたところでいったん切り返したものの、後場に入ってプラス圏に再浮上したところでは売り直された。終盤にかけては下げ幅を300円超に広げて62300円に突入する場面もあり、安値圏で取引を終えた。プライムでは値上がり銘柄の方が多く、TOPIXは上昇。新興銘柄が強く、グロース250指数が1.7%高と大きく上昇した。

 東証プライムの売買代金は概算で10兆4300億円。業種別では食料品、その他金融、銀行などが上昇している一方、その他製品、情報・通信、鉄鋼などが下落した。1Qが大幅な増益となった日本たばこ産業(JT)<2914>が急伸。半面、今期の減収減益見通しを提示したホシデン<6804>が急落した。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり870/値下がり650。TSMCと戦略的提携に向けた基本合意書を締結したと発表したソニーGが8.3%高。決算を材料にコナミGや住友ベークライトが急騰した。AI関連は強弱まちまちであったが、キオクシアHDやフジクラが大幅上昇。テラドローン、ACSL、ブルーイノベーションがストップ高となるなど、ドローン関連が人気化した。

 一方、今期の大幅最終減益見通しを提示した任天堂が8.4%安。ソフトバンクGが6%を超える下落となり、1銘柄で日経平均を312円押し下げた。ほかAI関連では、アドバンテストや古河電工が大幅安。三菱重工、川崎重工、IHIなど防衛株の弱さが目立った。今期の見通しが市場の期待に届かなかったJMDCは、売りが殺到してストップ安比例配分となった。

 日経平均は買いが先行したものの3桁の下落。ただ、ソフトバンクGやアドバンテストのマイナス影響が大きく、プライム全体では値上がり銘柄が多かった。寄与度の大きい銘柄が狙い撃ちされたように弱かっただけに、目先は積極的に上値を追いづらくなるかもしれない。ただ、日経平均に上昇一服感が出てきたとしても、バリュー株、内需株、新興銘柄などに資金がシフトすることで、TOPIXやグロース250指数の動きが良くなってくるだろう。日経平均も大崩れしたわけではなく、チャートの形状も悪化していない。この先、急ピッチの上昇にブレーキがかかった場合には、5日線(61352円、11日時点)がサポートとして機能するかどうかに注意を払っておきたい。

小松

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最終更新:5/11(月) 16:43

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