南アCPI、3月は前年比+5.3%に鈍化 利下げは見込めず

4/17 20:04 配信

ロイター

Bhargav Acharya

[ヨハネスブルグ 17日 ロイター] - 南アフリカ統計局が17日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.3%上昇し、2月の5.6%から減速した。

ロイターがまとめたアナリスト予想の5.4%をやや下回ったが、南アフリカ準備銀行(中央銀行)が利下げを開始する可能性は低いとみられている。

南ア中銀は総合インフレ率が目標の中間値である4.5%に達するのは2025年末近くになると予想している。

前月比では0.8%上昇し、2月の1.0%から鈍化した。

コアCPIは前年比4.9%上昇した。2月は5.0%だった。

3月の小幅なインフレ率低下は中銀に利下げの必要性を確信させるには不十分との声がアナリストから聞かれた。

キャピタル・エコノミクスのアフリカ担当エコノミスト、デービッド・オモジョモロ氏は「インフレ率は引き続き低下する見込みだが、利下げが始まるのは選挙のかなり後だろう」と述べた。中銀は9月から利下げを開始し、年末までに50ベーシスポイント(bp)引き下げると予想した。

南アでは5月29日に総選挙が行われる。

通貨ランドはCPI発表を受けて上昇し、直近では前日終値比0.5%高の1ドル=18.9500ランド。

IGマーケッツのシニアアナリスト、ショーン・ムリソン氏は、金融市場はインフレ率が再び低下基調に戻ったことに安心感を抱いていると述べた。

ロイター

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最終更新:4/17(水) 20:04

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