前場コメント No.5　クリーマ、テクミラ、ＤＭＰ、大崎電、クリーク＆リバ、トラースＯＰ

★9:09　 クリーマ－買い気配　今期営業益3倍見込む　前期は計画上振れ
　クリーマ<4017>が買い気配。同社は11日、25.2期通期の連結営業利益予想を12億円（前期比2.9倍）にすると発表した。
　
　マーケットプレイスの再成長に向けた準備を整えつつ、コスト適正化を通して利益を確保すると同時に、翌期以降も段階的に利益率が向上していく基盤を確立する。並行して、新サービスへの投資も継続するとしている。

　24.2期通期の連結営業損益は4100万円（前の期は3.9億円の赤字）だった。会社計画の100万円の黒字から上振れて着地した。
　
　中長期的な成長を企図した投資は当初計画通り大胆に継続しつつも、網羅的なコストコントロールに取り組み、当初の想定からコストを大幅に圧縮できたことが寄与した。

★9:10　 テクミラＨＤ－急騰　前期最終益を上方修正　コネクテッド事業などの損益が改善
　テクミラホールディングス<3627>が急騰。同社11日、24.2期の連結純利益予想を従来の1.0億円から7.3億円（前期比72.1％減）に上方修正すると発表した。

　コネクテッド事業とAI＆クラウド事業の損益改善が前回予想時を上回ったことに加え、営業外収益として有価証券売却益を計上したことも踏まえた。

★9:12　 ＤＭＰ－3日ぶり大幅反発　前期営業益を上方修正　ライセンス収入などが寄与
　ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>が3日ぶり大幅反発。同社は11日、24.3期の連結営業利益予想を従来の2.4億円から3.3億円（前期比12.2倍）に上方修正すると発表した。

　3Qが堅調だったほか、4Qにおいてもアミューズメント市場向け画像処理半導体「RS1」の安定した量産出荷に加えて、各種分野でプロフェッショナルサービス収入、ライセンス収入を計上したことを踏まえた。

★9:13　 大崎電気工業－急騰　ファーウェイとIoT特許のグローバルライセンス契約を締結
　大崎電気工業<6644>が急騰。同社は11日、ファーウェイ（中国）と同社子会社のＥＤＭＩが、公平、合理的かつ非差別的な条件（FRAND条件）での特許ライセンス契約を締結したと発表した。

　ファーウェイは、NB-IoT、LTE-MおよびLTE Cat.1を含むセルラーIoTの規格標準特許（SEP）ライセンスをＥＤＭＩに許諾する。同契約によって、ＥＤＭＩは自社の事業を守り、かつ顧客に包括的な法的保護を提供することができるとしている。

★9:16　 クリーク＆リバー－大幅安　今期営業益17％増見込むもコンセンサス下回る
　クリーク・アンド・リバー社<4763>が大幅安。同社は11日、25.2期通期の連結営業利益予想を48.0億円（前期比17.0％増）に、年間配当予想を43円（前期は41円）にすると発表した。コンセンサス予想は51.2億円。

　各分野におけるプロフェッショナルに対するニーズを的確に捉え、中核事業であるプロデュースおよびエージェンシー事業のさらなる成長に加え、各分野の事業をより一層強固にするという。

　24.2期通期の連結営業利益は41.0億円（前年同期比3.7％増）だった。クリエイティブ分野における各種施策が奏功し、前の期比で大幅増収増益で着地した。

　株価はコンセンサスを下回る見通しを嫌気して、売りが優勢となっている。

★9:16　 クリーク＆リバー－大幅安　30万株・5億円を上限に自社株買い　割合は1.3％
　クリーク・アンド・リバー社<4763>が大幅安。同社は11日、30万株・5億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年4月12日～8月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.3％となる。

　株価は同日に発表された決算が嫌気され、売りに押されている。

★9:18　 トラースＯＰ－急騰　加賀電子傘下にAI電力削減ソリューションを提供開始
　トラース・オン・プロダクト<6696>が急騰。同社は11日、加賀電子<8154>傘下の加賀ＦＥＩへ、同社が開発した日本市場に向けたAIによる電力削減ソリューション「AIrux8」を2024年4月より日本における戦略販売パートナーとして提供開始すると発表した。
　
　AIrux8は、天井に設置された人感センサーを組み込んだ「Node」と呼ばれるセンサーを通して、施設内の混雑状況や不在状況などのデータを取得し、AIで解析、空調・照明を自動調整し、無駄な電力をカットして省エネにつなげるサービス。