柏崎刈羽原発7号機で原子炉に核燃料を入れる作業を中断-東電HD

4/17 15:12 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 東京電力ホールディングスは17日、再稼働に向けた動きが進んでいる柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市)の7号機で原子炉に制御棒を入れる作業を中断した、と明らかにした。安全上の問題はないとしている。

東電HDの広報担当者によると、同日朝に原子炉に制御棒を挿入する作業の準備を行っていたところ、制御棒1本分のブレーカーが落ちているのを確認したため作業を中断した。燃料を入れる前で安全上の問題はないが、作業の再開時期などのめどは立っていないという。

柏崎刈羽の6号機と7号機について、原子力規制委員会は2017年に福島原発事故後の安全基準を満たしていると発表した。同委は21年にテロ対策などで重大な不備が見つかったとして、事実上の運転禁止命令を出したが、改善が確認できたとして昨年12月に解除した。

こうした中、今年3月には村瀬佳史エネルギー庁長官らが再稼働への理解を求めて新潟県の花角英世知事と面会し、経済産業相の書簡を手渡すなどの動きが出ていた。

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最終更新:4/17(水) 15:12

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