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ドル買い優勢、ウォラーFRB理事発言蒸し返されたか ドル円は151円台を維持=ロンドン為替概況

3/28 20:47 配信

みんかぶ(FX)

ドル買い優勢、ウォラーFRB理事発言蒸し返されたか ドル円は151円台を維持=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル買いが優勢。東京朝方にウォラーFRB理事が、利下げを急ぐ必要はない、との認識を繰り返し主張したが、ロンドン時間に入ってからも蒸し返されたようだ。また、ロンドン朝方に発表された英第4四半期GDPが2期連続のマイナス成長となったことや、2月独小売売上高が4か月連続で前月比マイナスとなるなど、対ドル通貨にとっての売り材料がドル高を支援した面も指摘される。また、原油や金などが買われており、外部からのインフレリスクが景気に悪影響との思惑もあるようだ。ユーロドルは1.08台割れから1.07台後半へと軟化。ポンドドルは1.26台前半から一時1.25台後半へと軟化。ただ、足元では下げ渋りとなっている。ドル円は151円台前半から半ばでの取引が続いている。前日の政府・日銀の三者会合の影響もあって上値では介入警戒感が上昇を阻む面があるようだ。ただ、151円台割れとなる動意にも欠けている。クロス円は軟調。ユーロ円は163円台後半から前半へ、ポンド円は191円台前半から一時190円台半ばまで下押しされた。ポンドは対ユーロなどで買われており、下げは一服。欧州・英国勢にとってはイースター前の取引とあって、調整含みの展開となっている。

 ドル円は151円台前半での取引。東京朝方のウォラーFRB理事の、利下げを急ぐ必要はない、などの発言を受けて151.54近辺まで買われた。その後は介入警戒感もあって上値を抑えられている。ロンドン朝方に151.25近辺まで下落したあとは、売買が交錯している。

 ユーロドルは1.07台後半での取引。東京朝方の1.0828近辺を高値に、ロンドン時間に入ると売りに押されている。一時1.0775近辺まで下落し、その後は1.07台後半で下げ渋り。ユーロ円は東京午前の163.87近辺を高値に売られる展開。ロンドン序盤には163.14近辺まで安値を広げた。対ポンドではユーロ売りが優勢。パネッタECB理事は、インフレは急低下しており、政策緩和の条件は整いつつあるとの認識を示した。

 ポンドドルは1.26台前半での取引。東京朝方の1.2640近辺を高値に、ロンドン序盤には1.2586近辺まで下落した。その後は1.26台前半へと買い戻されている。ポンド円は東京午前に191.25付近の高値をつけたあとは、ロンドン時間には売りが優勢となり190.57近辺まで安値を広げた。しかし、その後は191円付近へと反発している。ユーロポンドは0.8570付近から0.8550付近へと軟化。ポンド買いのフローが入っている。ハスケル英中銀委員は利下げは「かなり先」になるはずだと発言、マーケットの先走りを警告した。発言当初は反応薄だったが、後から効いてきたか。

minkabu PRESS編集部 松木秀明 

みんかぶ(FX)

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最終更新:3/28(木) 20:47

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