〔東京外為〕ドル、151台前半=株安でややリスク回避の動きに(28日午後3時)

3/28 15:09 配信

時事通信

 28日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場は、1ドル=151円台前半に弱含んでいる。日経平均株価の下落を映して、リスク回避の円買い・ドル売りがやや強まった。午後3時現在は、151円35~35銭と前日(午後5時、151円70~71銭)比35銭のドル安・円高。
 朝方は、ウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事が日本時間のきょう午前7時過ぎに行った講演での「利下げを急ぐ必要なし」との発言や、午前9時前に発表された3月の日銀金融政策決定会合での主な意見などを手掛かりに、ドル円は午前に一時151円50銭台へと水準を切り上げる場面もあったが、「介入警戒感が強く、ドルを買い上がる雰囲気にはつながらなかった」(外為ブローカー)。ただ、午後3時の取引終了にかけて、日経平均が一時700円を超える下げ幅となったため、「リスク回避的な動きがやや見られた」(国内証券)としている。
 一方、29日のイースター(復活祭)を前に、28日の米国債券市場は短縮取引、29日は米債市場、株式市場がともに休場となるだけに、「海外投資家は連休モードに入っており、為替市場で積極的に取引を仕掛ける向きはない」(邦銀)とみられている。このため、東京時間の取引終盤にかけてもドル円は151円台前半で推移しそうだ。
 ユーロは、正午に比べ、対円、対ドルでは小動き。午後3時現在は、1ユーロ=163円76~77銭(前日午後5時、164円12~14銭)、対ドルでは1.0823~0824ドル(同1.0826~0826ドル)。(了)

時事通信

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最終更新:3/28(木) 15:34

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