前場コメント No.8　キャスター、アグレ都市、ＣＡＩＣＡＤ、Ｈａｍｅｅ、データアプリ、高見サイ

★11:11　 キャスター－急騰　コクヨと業務提携
　キャスター<9331>が急騰。同社は18日11時、コクヨ<7984>との業務提携を開始したと発表した。

　これに伴い、コクヨグループでBPO事業を提供しているコクヨアンドパートナーズを通じて、新しいオンライン型ビジネスコンシェルジュサービス「オンラインコンシェルジュ」の提供を開始する。両社はリモートワーカーと企業のノンコア業務をつなぎ、日本が直面する深刻な人材不足の解決を支援するとしている。

★11:12　 アグレ都市デザイン－急落　通期経常益を下方修正　減配も発表
　アグレ都市デザイン<3467>が急落。同社は15日、24.3期通期の連結経常利益予想を従来の21.2億円から12.7億円に、期末配当予想を78円から60円（前期末は78円）に下方修正すると発表した。

　主力の戸建て販売事業において、4Q（1-3月）に引き渡しを予定していた一部の物件の完成が来期以降にずれることとなった。戸建て事業用地の価格高騰や建材・住設機器などの原価上昇、完成在庫の早期販売のため価格改定や値引販売を実施したことも響く。

　同社は2月5日に連結決算へ移行することを発表しており、前期の連結財務諸表が作成されていない。このため、前年実績との比較は記載されていない。

★11:14　 ＣＡＩＣＡ－大幅高　1Q営業赤字縮小　不採算事業の撤退などが寄与
　ＣＡＩＣＡ ＤＩＧＩＴＡＬ<2315>が大幅高。同社は11日、24.10期1Q（23年11月-1月）の営業損益は7700万円の赤字（前年同期は7.3億円の赤字）だったと発表した。
　
　金融サービス事業の不採算事業の撤退や、ITサービス事業が好調だったことが寄与した。

★11:18　 Ｈａｍｅｅ－大幅高　通期営業益を下方修正　3Q累計は16％増
　Ｈａｍｅｅ<3134>が大幅高。同社は15日、24.4期通期の連結営業利益予想を従来の20.9億円から18.7億円（前期比47.0％増）に下方修正すると発表した。

　個人消費の停滞に起因してモバイルライフ事業が期初計画に対して売上高未達の状況が続いているほか、コスメティクス事業の積極的な広告宣伝投資の継続と、卸販売先開拓に伴う販売促進費などの大幅な増加が見込まれることを踏まえた。

　3Q累計の連結営業利益は13.6億円（前年同期比16.4％増）となった。
　
　コスメティクス事業において、コスメブランド「ByUR」が各種アワードを受賞するなど、これまで以上に存在感が増したことで、新規卸販売先との契約が大幅に増加したほか、ベースメイクおよびスキンケア商品の新商品展開を行ったことが寄与した。

　なお、24.4期2Q累計の連結営業利益は6.3億円であった。通期見通しは引き下げたものの、直近3カ月では利益を大きく積み増したことが好感され、株価は強い買い反応となっている。

★11:20　 データアプリ－プラス転換　センコー情報システムにデータ連携基盤「ACMS Apex」採用
　データ・アプリケーション<3848>がプラス転換。同社は18日11時、センコーグループホールディングス<9069>傘下のセンコー情報システムが、大阪府八尾市にある大阪データセンターIT基盤のクラウド移行を機に、同社のエンタープライズ・データ連携基盤「ACMS Apex」を採用したと発表した。

　今回、可用性を担保するために5台のサーバーに分散させ、1台がトラブルでダウンしてもほかのサーバが補う冗長構成を「ACMS Apex」で実現したとしている。

★11:21　 高見沢サイバネティックス－急騰　通期営業益を上方修正　増配も発表
　高見沢サイバネティックス<6424>が急騰。同社は15日、24.3期の連結営業利益予想を従来の億5.4円から9.0億円（前期比38.5％増）に上方修正すると発表した。

　売上高の増加に加え、原価率の低い交通システム機器の改造案件が増加したこと、原価の低減に取り組んだことなどが寄与した。

　併せて24.3期通期の期末配当予想を普通配当2円の増配と、2024年10月1日付で創立55周年を迎えることを記念した記念配当1円を実施し、14円から17円（23.3期末は14円）に上方修正すると発表した。