財務省、保有する商工中金株を入札で売却へ-来年4月にも民営化

4/15 16:49 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 財務省は15日、政府が46.5%を保有する商工組合中央金庫株式を一般競争入札を通じて売却すると発表した。7月に入札を受け付け、来年3月末までに手続きを終え、4月にも民営化する見通しだ。

売却数は10億1600万株で、売却先は中小企業や中小企業関連の組合や団体に制限する。入札期間は7月12-31日で、10月11日に落札者を決定する。財務省は売却額の見通しを公表していないが、共同通信によると、売却額は1700億円を超える可能性があるという。

昨年6月に改正した改正商工中金法で、公布日から2年以内に全政府保有株を売却するよう規定されていた。財務省の諮問機関である財政制度等審議会は昨年9月、政府保有の商工中金株式の処分に関する答申をまとめ、2024年度早期に一般競争入札で売却を目指すよう求めていた。

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最終更新:4/15(月) 18:02

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