(26日終値)
ドル・円相場:1ドル=106.57円(前営業日比△0.36円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=128.67円(▲0.65円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2075ドル(▲0.0100ドル)
ダウ工業株30種平均:30932.37ドル(▲469.64ドル)
ナスダック総合株価指数:13192.35(△72.92)
10年物米国債利回り:1.41%(▲0.11%)
WTI原油先物4月限:1バレル=61.50ドル(▲2.03ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=1728.8ドル(▲46.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月米個人所得(前月比) 10.0% 0.6%
1月米個人消費支出(PCE、前月比) 2.4% ▲0.4%・改
PCEコアデフレータ(前月比) 0.3% 0.3%
PCEコアデフレータ(前年比) 1.5% 1.4%・改
2月米シカゴ購買部協会景気指数 59.5 63.8
2月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値)
76.8 76.2
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は4日続伸。米10年債利回りが前日に一時1.6085%前後まで急騰したことを受けて、この日もドル買いが継続した。NY市場に入り、ダウ平均が一時490ドル超下落すると、リスク・オフのドル買いが活発化し一時106.69円と昨年8月28日以来約半年ぶりの高値を付けた。市場では「米連邦準備理事会(FRB)が年内に資産購入の減額を議論するとの観測が高まっており、パウエルFRB議長の緩和継続姿勢に懐疑的になりつつある」との声が聞かれた。
・ユーロドルは3日ぶりに反落。米長期金利の上昇基調に対する警戒感から世界各国の株式相場が下落すると、投資家が運用リスクを取りにくくなるとの見方から安全資産とされるドルが買われた。ユーロポンドの下落につれたユーロ売り・ドル買いも出て、6時過ぎに一時1.2062ドルと日通し安値を付けた。
ユーロポンドは「月末特有のユーロ売り・ポンド買いのフローが観測された」との声も聞かれ、一時0.8656ポンドまで下落した。
・ユーロ円は4日ぶりに反落。ドル円の上昇につれた買いが先行し一時129.39円付近まで値を上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値129.52円を上抜けることは出来なかった。ドルやポンドに対してユーロ安が進むと、対円でもユーロ売りが強まり一時128.56円と日通し安値を更新した。
・原油や銅など商品相場の下落を背景に、資源国通貨が軟調に推移した。豪ドル米ドルは一時0.7693米ドル、NZドル米ドルは0.7223米ドル、米ドルカナダドルは1.2749カナダドル、ドル・南アフリカランドは15.1972ランドまで米ドル高に振れた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。前日に発表した2022年1月期通期の1株利益見通しが予想を下回ったセールスフォース・ドットコムが6%超の急落となり、相場を押し下げた。ゴールドマン・サックスやキャタピラーなど景気敏感株にも売りが出たほか、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などディフェンシブ株にも売りが集まった。原油価格の下落を背景にシェブロンなど石油株も安かった。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。米長期金利の上昇が一服したことで、高PER(株価収益率)のハイテク株には買いが入った。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに大幅反発。前日に急落した反動で短期的な戻りを期待した買いが入ったほか、市場では「月末を迎えて、機関投資家が保有する債券の平均残存年限を維持するための買いを入れた」との指摘があった。
・原油先物相場は反落。昨日に続いて為替市場でドルが対ユーロで上昇し、ドル建ての原油は割高感から売りが先行した。OPEC加盟・非加盟国で構成する「OPECプラス」が3月4日の会合で、現行の協調減産措置を4月から緩和するとの観測が出ていることも原油の上値を圧迫した。
・金先物相場は4日続落。昨日に急上昇した米長期金利が本日は低下気味も引き続き高い水準でとどまり、ドルが対ユーロで大幅に上昇し、ドル建ての金は大幅に続落した。
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最終更新:2/27(土) 7:22
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