ロシア、ベルゴロドで集合住宅が一部倒壊-ミサイル破片落下と国防省

5/13 0:25 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): ロシア南西部のベルゴロドで集合住宅にミサイルの一部が落下し、建物の一部が倒壊、複数の死者が出たと報じられた。数時間前には同国最大規模の製油所にドローンの破片が落下し、火災が起きている。

ベルゴロド州のグラトコフ知事はソーシャルメディアのテレグラムに、10階建ての集合住宅の一部が崩壊したと投稿した。

インタファクス通信が救急当局の情報として報じたところによると、少なくとも4人が死亡、約20人がまだがれきの下敷きになっており、救助活動が続けられている。

ロシア国防省はソ連時代のトーチカU戦術弾道ミサイルの破片が建物に落下したと発表。インタファクス通信によると、当局による刑事捜査が開始された。ウクライナはコメントしていない。

ベルゴロドはウクライナ国境から約40キロメートルに位置し、定期的に砲撃を受けている。ロシア政府は領内への空爆リスクを減らすため、ウクライナ領内に「緩衝地帯」を設ける意向を表明している。

ロシア軍によるこうした動きは週末中続いた。ウクライナ軍のシルスキー総司令官はテレグラムへの投稿で、ハリコフ州の国境地域で戦闘が続いており、状況はウクライナ軍にとって「困難」だと述べた。

12日早朝、ウクライナ国境から数百マイル東に位置するボルゴグラードで、ルクオイルが所有する大型製油所が炎上。撃墜された無人機の破片が火災を起こしたという。現地当局によれば、火災は鎮火し、負傷者はいない。

原題:Russia Says Residential Tower Hit After Volgograd Drone Strike(抜粋)

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最終更新:5/13(月) 0:25

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