シニアの悩み「やりたいことが見つからない」を解決する4つの方法

5/21 18:30 配信

あるじゃん(All About マネー)

「定年後、特にやりたいことがなくぼんやりしている」「いろんな趣味を試してみたけど長続きしない」など、せっかくのセカンドライフを悶々とした気持ちで過ごす人がいます。

シニアが、「やることがない」状態のまま日々を過ごしていると、人と会うことが面倒になったり、気持ちが沈みがちになったり。心にも身体にも良くない影響が出てしまうでしょう。「やりたいこと」は個々に違うもの。やりたいことが見つからないといって焦る必要はありません。たっぷりある時間を自分と向き合うことに使ってみましょう。

◆1:「できたらいいな」と思うことを探す

新しい習い事をはじめたら、ある程度上達するまでに時間はかかります。そのため「いまからじゃ、遅い」「年を取っているからダメ」など、「自分にはできない」ことを前提に物事を考えることもあるでしょう。

しかし、「五十の手習い」といって幾つから始めても遅いことはなく、真摯にお稽古を5年、10年と続けることで人前に出て披露できるほどまで上達するかもしれません。

自分が本当に「できたらいいな、やりたいな」と思うのであれば、勇気を出してトライしてみましょう。

◆2:昔好きだったこと、習っていたことから探す

一般的にシニアにおすすめの趣味というのは、身体に負担がかからず、初心者の人でも始められるものが多く紹介されています。とはいえ、「やりたいこと」というのは多様にあります。シニアにおすすめされる趣味や講座の中に、やりたいことが見つからないだけかもしれません。

そのような場合は、過去をふり返って「昔好きだったこと」「子どもの頃に習っていてやめてしまったもの」の中から探してみてもよいかもしれません。というのも、子どもの頃が遠い昔だったとしても、やっていたことは身体の中に残っているものです。

全くの初心者というわけではないので、勘が戻ってくれば「楽しい!」と感じるかもしれません。

◆3:これだけはやりたくないことを挙げてみる

誰でも、頭の中には「やりたいけどできない」と思っていること、「これだけはやりたくない」と思っていることがあります。

たとえば、チームプレーは苦手だけど、1人でコツコツ作業をするのは好き。スポーツをするのは嫌いだけど、見るのは好きなど。

やりたくないことや嫌いなことをリストアップしていたら、逆に、好きなことや、やりたいことにつながることがあります。

◆4:収入を得るために働きに行く

アレコレ考えてもやりたいことが見つからない場合は、とりあえずは収入を得るために働きに行きましょう。働くことで、何よりも収入が得られます。また、体を動かすことで、健康が維持できます。さらに、職場に働く人々と交流ができたり、やりがいや生きがいを感じたりすることもできるでしょう。

とりあえず、月に10日程度の短期的な仕事をしてみようと思う方は、各市町村に設置されている「シルバー人材センター」に登録することを検討してみてはどうでしょう。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)

3匹の保護猫と暮らすファイナンシャルプランナー。会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方、心豊かに暮らすための情報を発信しています。

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最終更新:5/21(火) 18:30

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