スカパーJSATホールディングス<9412>が3日ぶり反落。同社は18日、情報通信研究機構、ソニーグループ<6758>系のソニーコンピュータサイエンス研究所などと共同で、低軌道上の国際宇宙ステーション(ISS)から地上の可搬型光地上局への光通信により、1回の上空通過で100万ビット以上の秘密鍵を共有し、ISSと地上局とでの情報理論的に安全な通信の実証に成功したと発表した。
同通信実証の成功により、低軌道衛星からの光通信による高速かつ高い安全性を持つ暗号鍵を任意の地上局と共有する技術的な見通しが立ったという。
同技術が実用化されれば、国家安全保障や外交の分野において不可欠な重要情報の高秘匿通信が可能になるとし、今後は同技術の開発をさらに進め、機密情報を扱うユーザ向けの衛星量子暗号システムの社会実装をめざすとしている。
なお、株価への好影響は限定的となっている。
トレーダーズ・ウェブ
最終更新:4/19(金) 9:10
Copyright © 2024 DZH Financial Research, Inc 記事の無断転用を禁じます。
© LY Corporation