23日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着感が強まりやすい相場展開になりそうだ。22日の米国市場は、NYダウが253ドル高、ナスダックは169ポイント高だった。中東情勢の一段の緊迫化を警戒した売りが後退し、自律反発を期待した買いが入った。エヌビディアの反発がけん引する格好から、ハイテクで売られ過ぎ感から買戻しが優勢となった。シカゴ日経225先物は大阪比295円高の37725円。円相場は1ドル154円80銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。中東情勢を巡る過度な警戒感が後退し、米国ではナスダック指数が7営業日ぶりに反発した。自律反発の域は脱していないが、下げが目立っていた米ハイテク株が買い戻された動きのなか、東京市場においても指数インパクトの大きい値がさハイテク株への資金流入が意識されてきそうである。
昨日の日経平均株価は朝方に37500円を回復する場面も見られたが、後場に入り37156円まで軟化するなど、自律反発の動きは限られていた。ボリンジャーバンドでは下向きで推移する-2σに上値を抑えられる形状となったが、本日はこれを上回ってくる可能性が高く、75日線が位置する37940円辺りが意識されてきそうだ。積極的な上値追いの動きは限られるものの、短期的にはリバウンド狙いの買いが入りやすいだろう。
フィスコ
最終更新:4/23(火) 8:34
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