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東京為替見通し=ドル円 114円挟み神経質か、米金利上昇が支えも引け後のインテル株下落などは重し

10/22 8:00 配信

トレーダーズ・ウェブ

 海外市場でドル円は、ダウ平均や日経平均先物の下落に伴う円買いも入り、一時113.65円と日通し安値を更新した。ただ、米10年債利回りが1.7029%前後と約5カ月ぶりの高水準を付けると、ドル買いの様相が強まり114.05円付近まで下げ渋った。
 ユーロドルは、米長期金利が上昇傾向を強めると全般ドル買いが活発化し、一時1.1620ドルと日通し安値を更新した。

 本日の東京時間のドル円は、114円を挟んで神経質な値動きとなるか。昨日は後場に入り日経平均の急落を受けてドル円もつれ安となった。日経平均の下げは中国恒大集団やその子会社の株価が10%を超えて下落したことが一因との話も出たが、同社株は香港ハンセンのオープン時から下落し、日経平均が下がったときはハンセン市場が昼休みだったことを考えると、恒大集団の動向を受けたものではないだろう。昨日の日経平均はレーザーテックや東京エレクトロンなど主力半導体株が下げを牽引したが、NY時間ではIBM株が弱く、インテルが引け後の決算で第3四半期売上高が予想に届かなかったことを受けて、大きな下げ幅を記録している。よって、本日も日経平均の上値の重さがドル円の上値を抑えることになりそうだ。なお、昨日のCME225先物は大阪取引所比で105円下落し、28625円で引けている。

 また、米連邦準備理事会(FRB)は昨日トップ・オフィシャルの債券と株の取り引きを禁止する規則を設定した。海外の金融機関を中心に30年以上前から、すでにそのような規則があったことを考えると、相当遅い動きと思われる。すでにカプラン米ダラス連銀総裁、ローゼングレン米ボストン連銀総裁が辞任に追い込まれたが、パウエルFRB議長も米議会から再任を拒否する圧力が依然として強いことで、ホワイトハウスが再任に否定的な行動を示せば一時的にドル売り要因となりそうだ。

 ドル売り要因もあるが、ドルを支える要因も多数ある。昨日のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)で12月限は反落して引けた。しかし、値動きは一時80ドルまで下落後に、82ドル半ばまで戻したことを見ると、依然としてエネルギー需要が高いといえる。エネルギーのひっ迫懸念が根強く、インフレの恐れも変わらす、米金利も上昇傾向であることで、ドル買い需要はなかなか収まらないだろう。なお、本日はNY入り後にパウエルFRB議長、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁が講演を行う。週末からブラックアウト期間に入ることで、米金利に対して言及が行われる最終日となることで、それぞれの発言には注意を払いたい。

 円以外では、東京時間は引き続き豪ドルを中心としたコモディティ通貨の動きには注目したい。また、欧州入り後は、本日は仏・独・英・ユーロ圏などから各種購買担当者景気指数(PMI)速報値の発表が予定されていることで、欧州通貨も神経質な動きになりそうだ。昨日大幅な利下げを行い、暴落したトルコリラもボラタイルに動くことになるだろう。

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最終更新:10/22(金) 8:00

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