2026年を迎え、「貯蓄」や「資産形成」など、お金に関する目標を立てた方もいるのではないでしょうか。
2024年1月より新NISAがスタートしたタイミングをきっかけに、投資信託を始めた方も多いでしょう。
また、これから始めようと考えている方の中には、「現在NISAで資産形成している人はどのくらいいるのか」知りたい方もいるかもしれません。
本記事では、現在のNISA口座数や、口座数が多い都道府県を解説するとともに、50歳~65歳まで毎月1万円ずつ積み立てた場合、資産がどのくらい増えるのかをシミュレーションしていきます。
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NISA口座数、全体でどれくらい増えた?
金融庁によると、2025年6月末時点における全金融機関のNISA口座数は、約2696万口座とされています。
NISAは2024年1月から新制度がスタートしており、旧制度の2023年12月末の口座数約2125万口座から、約571万口座増加しています。
新NISAは、非課税保有期間が無制限になったり非課税保有限度額が1800万円(成長投資枠は1200万円まで)に拡大されたりしたことで、より使いやすくなり、利用者が増加したと考えられます。
また、銀行預金の金利が低い状態が続いているため、貯蓄だけでは資産価値が目減りしてしまう危機感から、投資への関心が高まっていることも増加原因の一つといえるでしょう。
では、都道府県ごとのNISA利用状況を見ていきましょう。
NISA口座が多い都道府県はどこ?
●NISA口座数が多い都道府県
・東京都:393万5762口座
・神奈川県:234万3085口座
・大阪府:199万422口座
・愛知県:163万5302口座
・埼玉県:156万3901口座
・千葉県:142万2589口座
金融庁「都道府県ごとのNISA口座数分布」によると、NISA口座数が多いのは東京都や神奈川県、大阪府といった大都市となっています。
人口が多い分、口座数が多いのも必然といえます。
愛知県や埼玉県、千葉県もNISAを活用した資産形成に積極的であることがわかります。
【新NISAシミュレーション】50歳~65歳まで毎月1万円積み立てたらいくらになる?
50歳代になると老後資金の準備を本格的に考え始める方も多いでしょう。
そこで、50歳から65歳までの15年間、毎月1万円ずつ積立投資した場合に、資産はどのくらい増えるのか、利回りごとにシミュレーションしていきます。
利回りが1%~8%の場合のそれぞれの運用益、資産合計額は以下の通りです。
【利回り:運用益/資産合計】
・1%:14万円/194万円
・2%:29万円/209万円
・3%:46万円/226万円
・4%:65万円/245万円
・5%:85万円/265万円
・6%:107万円/287万円
・7%:131万円/311万円
・8%:158万円/338万円
15年間、2%の利回りで運用できれば29万円の運用益が期待でき、3%が実現すれば46万円の運用益が得られる可能性があります。
もちろん、利回りの高い商品をメインに投資すればより大きな利益が得られる可能性がありますが、ハイリターンな商品はリスクも高いことに十分注意することが大切です。
なお、このシミュレーションはあくまでも平均利回りを1%~8%それぞれを維持できた場合の結果であり、実際には金利は日々変動しているため、シミュレーション通りにはいかないことにご注意ください。
毎月3万円・5万円・10万円を積み立てたらいくらになる?
前章のシミュレーション結果を見て、「もう少し資産を増やしたい」と思った方もいるのではないでしょうか。
50歳~65歳までの15年間、利回り3%で毎月の積立金額を3万円・5万円・10万円にした場合、資産はどのくらい増えるのかシミュレーションしてみましょう。
【毎月の積立金額:投資元本/運用益/資産合計】
・3万円:540万円/139万円/679万円
・5万円:900万円/231万円/1131万円
・10万円:1800万円/462万円/2262万円
毎月3万円ずつの積立投資をすれば、投資元本は540万円で運用益が139万円付き、資産は合計で679万円となります。
さらに毎月10万円ずつの積立投資が可能であれば、投資元本は1800万円で運用益が462万円付き、資産合計は2262万円に増やすことが可能です。
NISAのつみたて投資枠は、いつでも金額変更ができるため、最初は1万円から開始した場合でも、家計状況に応じて増減できます。
NISAに回す資金に余裕がある場合は、毎月の積立金額を徐々に上げていくのも一つの方法です。
積立投資の最大のメリットの一つである「複利効果」は、投資元本が大きいほど効果が期待できます。
生活費とのバランスを考慮し、毎月の積立金額を上げられそうなときは徐々に上げて投資元本を増やすのも良いでしょう。
まとめ
NISAは口座内で得られた運用益に税金がかからないため、効率的な資産形成を目指せます。
毎月少額ずつでも長期間積み立てることで、複利効果の恩恵により資産を雪だるま式に増やせる可能性が期待できるでしょう。
子どもの教育資金や住宅購入費用、老後資金の準備など、ご家庭のニーズに合わせて計画的に資産運用を取り入れてみるのはいかがでしょうか。
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。
参考資料
・金融庁「NISAの利用状況」
・金融庁「都道府県ごとのNISA口座数分布」
・金融庁「つみたてシミュレーター」
木内 菜穂子
最終更新:1/10(土) 13:05