きょうのカナダドルはNY時間に入って動きを一服させているものの、カナダドルは買いが優勢となっている。米株式市場が上昇し、金などのコモディティ価格が上昇する中、カナダドルの買いが続いている。カナダ円は111円台半ばまで買い戻されているが、上値抵抗となっている112円台を再び試す動きになるか注目される。
きょうはロジャーズ・カナダ中銀上級副総裁が講演を行っていたが、カナダ経済の生産性低下を是正することで、インフレを刺激することなく経済成長を促進できるとの考えを示した。企業の設備投資の低迷と競争欠如がカナダの生産力を制限していると指摘。効率性を向上させれば、より早い成長、より多くの雇用、より高い賃金が可能になり、インフレ圧力も軽減されるという。
「緊急時にはガラスを割れ」という看板があるが、いまこそガラスを割る時だと述べた。カナダの労働生産性は昨年末、7四半期ぶりに上昇した。生活水準の指標としてもよく使用される1人当たりGDPは2017年の水準まで後退していると述べていた。
USD/CAD 1.3569 CAD/JPY 111.57
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんかぶ(FX)
最終更新:3/27(水) 0:24
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