【新NISA】2024年1月の1カ月間に「新NISA口座」の成長投資枠で買われた日本株トップ10を発表!
●SBI証券の新NISA口座で1月に買われた「日本株」を発表!
「JT」をはじめとする高配当株が上位にランクイン!
2024年1月から新NISA(少額投資非課税制度)がスタートした。新NISAでは、非課税で投資できる金額が、従来の一般NISAの3倍にあたる1800万円に。また、非課税投資期間が無期限となった。資産形成の強い味方として大注目の制度だが、そんな新NISAで、みんなはどんな株を買っているのだろうか。
以下では、2024年1月の1カ月間に、SBI証券の新NISA口座(成長投資枠)で買われた「日本株の買付金額ランキング」を10位まで紹介しよう。
●新NISAで買われている「日本株」トップ10を発表!
順位
最低投資額
(2/2時点)
株価(1年の上昇率)
(2/2時点)
配当利回り
1位
◆JT(日本たばこ産業・2914)
39万円
3906円(+48.6%
) 4.81%
【分析コメント】2023年発送分を最後に株主優待を廃止したが、高配当が支持されて人気継続。
2位
◆NTT(9432)
2万円
187.5円(+21.9%)
2.67%
【分析コメント】株式分割で買いやすくなった。最低購入額は上位20銘柄でダントツに低い。
3位
◆三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
14万円
1392円(+48.8%
) 2.95%
【分析コメント】配当利回りは2.95%と十分に高めの水準。過去15年減配していない。
4位
◆三菱商事(8058)
25万円
2545円(+77.6%
) 2.75%
【分析コメント】バフェット氏が追加投資で株価大幅上昇。大規模な自社株買いを発表。
5位
◆アステラス製薬(4503)
17万円
1680円(-11.6%)
4.17%
【分析コメント】国内3位の製薬大手。抗がん剤などに強み。12年連続で増配見込み。
6位
◆トヨタ自動車(7203)
30万円
2951.5円(+57.0%
) ー
【分析コメント】2024年3月期通期の営業利益予想は4.9兆円で、日本企業初の4兆円超。
7位
◆武田薬品工業(4502)
43万円
4279円(+5.6%)
4.39%
【分析コメント】毎年の配当を維持か増額する「累進配当」を明言。景気に左右されにくい。
8位
◆三井住友フィナンシャルグループ(8316)
76万円
7620円(+36.2%
) 3.54%
【分析コメント】過去14年減配なしで、直近3年は増配。企業の資金需要が堅調で収益増。
9位
◆日本製鉄(5401)
36万円
3550円(+31.2%)
4.23%
【分析コメント】国内1位、世界4位の実力。利回り4%超。構造改革で収益力を高めている。
10位
◆SBIホールディングス(8473)
36万円
3637円(+34.1%)
ー
【分析コメント】2023年9月末から日本株の取引手数料ゼロに。新NISA効果で口座開設増。
※株価などのデータは2024年2月2日時点。
ランキングの中身を見ていこう。1位になったのは、高配当株の代表ともいえるJT(2914)。配当利回りは4.81%で、上位10銘柄の中ではトップだ。
「“脱たばこ”の進展による需要減退リスクなどがイメージされやすいですが、実は値上げ効果や海外の好調が業績を支え、株価も堅調です」(ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチの小林大純さん)
2位のNTT(9432)は、2023年6月末に実施した1株⇒25株の大型株式分割で、新NISAの人気ランキング上位に浮上。小林さんは「最低購入額が2万円と少額から買いやすくなったうえに、NISAの残り枠を埋めるような活用もありそう」と分析する。
全体的に大型株が目立つ結果となったが、11位以下になると中小型の成長株も入ってくる。資産を大きく育てるためには、成長株投資も必要になってくるが、テーマ株などは流行りすたりがあって、流行りが終わると急落しやすい。銘柄の見極めには慎重になるべきだろう。
ダイヤモンド・ザイ
最終更新:2/22(木) 21:21
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