日経平均は497円高と大幅反発、プライム値上がり銘柄数8割超え=20日前場
20日前場は日経平均株価が、前週末比497円01銭高の3万8948円47銭と大きく反発。TOPIX(東証株価指数)は同36.37ポイント高の2715.79ポイントと3日ぶりに大幅上昇した。現地17日の米国株式市場でNYダウとナスダック総合指数が反発したことに加え、為替相場が前週末の水準よりも円安方向に振れたことなどから、日本株も買いが先行。堅調な値動きのなか、午前10時40分には、同581円47銭高の3万9032円93銭を付け、取引時間中としては14日以来、1週間ぶりに心理的なフシ目の3万9000円台を回復した。その後は、同水準が意識され、もみ合い商状で前場の取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は7億6649万株、売買代金は1兆7299億円。騰落銘柄数は値上がりが1422銘柄と8割を超えた一方、値下がりは177銘柄、変わらず43銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落した。デンソー <6902> 、トヨタ <7203> などの輸送用機器株や、武田薬 <4502> 、第一三共 <4568> などの医薬品株が上昇。日立 <6501> 、ソニーG <6758> などの電気機器株や、オリンパス <7733> 、HOYA <7741> などの精密機器株も高い。大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株や、AGC <5201> 、特殊陶 <5334> などのガラス土石株も堅調。日本製鉄 <5401> 、JFEHD <5411> などの鉄鋼株や、三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株もしっかり。一方、バンナム <7832> 、任天堂 <7974> などのその他製品株や、郵船 <9101> 、商船三井 <9104> などの海運株が安い。
個別では、Sリサーチ <3771> 、TAKARA <7921> 、ユニチカ <3103> 、フジHD <4676> 、IDOM <7599> が上昇。半面、ヨロズ <7294> 、野村マイクロ <6254> 、GMOインタ <4784> 、キヤノ電子 <7739> 、大黒天 <2791> などが下落した。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:1/20(月) 11:50