足元で強い米経済指標が目立っており、米3月ADP雇用統計や、米3月ISM(米供給管理協会)非製造業景気指数も強い結果となれば、米利下げ開始の後ずれ観測が高まり、ハイテク株などに割高感を意識した売りが強まる可能性がある。また、前週末に利下げを急がない考えを示したパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が発言する予定で、発言内容には関心を払っておきたい。
一方、きょうはOPEC(石油輸出国機構)の閣僚級会合があり、合同閣僚監視委員会では合意済みの減産措置の実施状況を確認する。政策変更はない見通しだが、原油高がインフレ圧力を高めるとの懸念も前日のNYダウの重しになっただけに、会合の内容に対する原油先物価格の動向には注意したい。高官発言では、バーFRB副議長やボウマンFRB理事などの発言機会もある。
<主な米経済指標・イベント>
・米3月ADP雇用統計、米3月ISM非製造業景気指数、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が発言
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最終更新:4/3(水) 16:51
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