(ブルームバーグ): 中国の不動産開発銘柄から成る株価指数が10日、大幅に続伸。国内の主要2都市が居住用不動産の購入制限を撤廃したことを受けて、他の都市にも同様の動きが広がるとの期待感が強まっている。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)の中国不動産株指数は一時約14%高と、1月以来の水準まで上昇した。香港に上場する世茂集団の値上がりが目立ち、93%高となる場面もあった。華南城は一時76%高、中国奥園集団は同31%高となった。
中国では今週、杭州市と西安市が8年続いた住宅購入規制の撤廃とともに、住宅購入希望者に対して資格審査を行わない方針を明らかにした。BIによると、全ての2級都市も住宅規制の撤廃に向けて動いているという。
アバディーン・スタンダード・インベストメンツのアジア株投資ディレクター、アレック・ジン氏は「われわれは政策当局の動きに対して徐々にポジティブな見方を強めており、これは正しい方向への大きな一歩だ」と指摘した。
原題:China Property Stocks Surge as Home-Buying Easing Gains Momentum(抜粋)
--取材協力:Jing Jin.
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最終更新:5/10(金) 17:06
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