JPモルガン、中国株投資で「割安なオプション」活用を勧告

4/9 13:10 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 中国株の投資家は、景気循環が上向いた場合に利益を得る安全な方法として「割安なオプション」の利用を検討すべきだと、JPモルガン・チェースはが勧告した。

8日のリポートによると、トニー・SK・リー氏ら同行ストラテジストは、中国株持ち直しに備えたポジション構築で大型株指数に関するオプションの買いを選好している。

投資家は中国経済について楽観的な見方を強めている。堅調な輸出や消費者物価上昇に加え、国家統計局が発表した3月の製造業購買担当者指数(PMI)が1年ぶりの高水準を記録するなど景気に明るい兆しが出てきた。好調な製造業は海外からの資金回帰、市場救済への中国政府の決意と相まって、本土株の指標CSI300指数が2月の安値から11%回復するのを後押しした。

ただ中国の成長見通しの課題を踏まえると、「経済活動の改善だけを理由に市場に再び参入するのは時期尚早だ」とストラテジストらは分析。企業の自社株買いや中国の政府系ファンドの買いで支えられる大型株を志向している。

原題:JPMorgan Suggests Using ‘Cheap Options’ to Bet on Chinese Stocks(抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.

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最終更新:4/9(火) 13:10

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