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リスク警戒の動き一服、ドル円は154円台半ばに戻して揉み合いに=ロンドン為替概況

4/19 20:22 配信

みんかぶ(FX)

リスク警戒の動き一服、ドル円は154円台半ばに戻して揉み合いに=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、リスク警戒の動きが一服している。東京午前にはイスラエルがイランなどを攻撃したと報じられ、市場の警戒感が高まった。しかし、核施設攻撃は回避されており、イラン側は即時の反撃計画はない、と報じられている。中東での地政学リスクに急騰していた原油先物は反落。欧州株や米株先物は下落しているが、次第に下げ幅を縮小している。ドル円は東京市場で154円台後半から153円台後半で激しく振幅したあと、ロンドン時間に入ると154円台半ばでの揉み合いが続いている。ユーロ円やポンド円は買い戻されており、ユーロ円164.70台、ポンド円192.40台などに本日の高値を伸ばしている。ドル円以外のドルストレート相場はややドル安に傾いている。ユーロドルは1.0660台、ポンドドルは1.2450台へと高値を更新している。いずれも前日NYクローズを上回る水準に上昇。米10年債利回りは東京午前のリスク回避局面で4.50%台割れまで低下したあと、ロンドン時間には4.57-4.60%付近に戻している。シムカス・リトアニア中銀総裁は、夏には利下げが連続する可能性もある、などと述べたが、ユーロ相場は反応薄だった。

 ドル円は154円台半ばでの取引。東京早朝の154.67近辺を高値に午前中には中東地政学リスクから153.59近辺まで一時急落。その後は買戻しが強まり、ロンドン時間には154.50台まで反発している。イスラエルのイラン攻撃が核施設などには及ばず、イラン側も即時の反撃計画はない、と報じられている。

 ユーロドルは1.06台半ばでの取引。東京午前のリスク回避の動きで一時1.0611近辺まで下落した。その後は買い優勢に転じている。ロンドン序盤には高値を1.0662近辺に更新している。ユーロ円はドル円とともに上下動。東京昼にかけて163円手前水準まで下落したあとは、買戻しが強まり、足元では高値を164.74近辺に伸ばしている。ただ、前日NYクローズ水準に戻す動きにとどまっている。対ポンドではユーロ高に振れる時間帯が多いが、概ねNYクローズ水準を挟んだ取引となっている。

 ポンドドルは1.24台前半での取引。東京昼にかけて1.2389近辺まで下落したあとは、買戻しの流れに転じている。ロンドン序盤には1.2456近辺まで高値を伸ばした。ポンド円は東京昼にかて192円台割れから一時190.30付近まで急落。その後一気に買い戻されてロンドン時間には192.40台に高値を伸ばした。下に往って来いの値動き。ユーロポンドは0.8554から0.8570までのレンジの中で、ややポンド売りが優勢。日本時間午後3時に発表された3月英小売売上高は落ち込みはみせなかったものの、前月比、前年比ともに市場予想に届かなかった。

minkabu PRESS編集部 松木秀明 

みんかぶ(FX)

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最終更新:4/19(金) 20:22

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