東京市場サマリー(14日)

5/14 19:06 配信

時事通信

 【東京株式】反発=値がさ株に買い
 日経平均株価の終値は前日比176円60銭高の3万8356円06銭、東証株価指数(TOPIX)は6.87ポイント高の2730.95と、ともに反発。プライム市場は、値がさ株の一角が上昇し指数を支えたが、米国の物価統計の発表待ちで海外勢の動きは鈍く、個人など短期筋中心の不安定な相場だった。45%の銘柄が値上がりし、53%が値下がりした。出来高は21億1328万株、売買代金は5兆0680億円。
 【東京外為】ドル、156円台半ば=米期待インフレ上昇で上伸
 東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、前日の米指標で期待インフレ率の上昇が示されたことに支援され、1ドル=156円台半ばに上伸している。東京時間は実需筋の買いも優勢となった。午後5時現在は、156円46~46銭と前日(午後5時、155円88~88銭)比58銭のドル高・円安。ユーロは終盤、対円で強含み。対ドルは小動き。午後5時現在、1ユーロ=168円77~78銭(前日午後5時、167円97~97銭)、対ドルでは1.0787~0787ドル(同1.0774~0774ドル)。
 【東京債券】先物、下落=長期金利は0.960%
 債券先物は下落。長期国債先物の中心限月2024年6月物は前日比12銭安の143円84銭で取引を終えた。長期金利の指標となる新発10年物国債374回債利回りは0.025%上昇の0.960%となっている。
 【短期金融市場】無担保コール翌日物速報値、0.077%
 日銀が発表した短期金融市場での無担保コール翌日物金利の速報値は、加重平均が0.077%(前営業日確報値は0.077%)、最高レートは0.078%(0.078%)、最低レートは0.070%(0.065%)だった。
 【東京原油】ドバイ原油、WTI高受け急反発=寄り後も堅調
 東京商品取引所のドバイ原油先物相場は急反発。中心限月10月きり(6番ぎり)の清算値は、前日比1140円高の7万7580円。日中立ち会いは、13日のニューヨーク原油(WTI)先物相場が、米中の需要期待やカナダの山火事による供給不安を材料に上昇したため、高寄りした。その後、取引中のWTIや為替市場に大きな値動きがない中、ポジション調整の買いに水準を上げた。
 【JPX金】円安受け小反発
 大阪取引所の金先物相場は小反発。中心限月の2025年4月先ぎりの清算値は、前日比8円高の1万1806円。日中立ち会いは、週明け13日のニューヨーク金先物相場がポジション調整の売りに下落したことから売られ、マイナス圏で始まった。その後は取引中の外国為替相場が円安・ドル高に振れたことに加え、NY金相場も下げ渋ったため値を戻し、おおむねプラス圏でこの日の取引を終えた。
 【経済統計】
◆4月の企業物価、0.9%上昇=指数は過去最高―日銀
◆4月の工作機械受注速報、前年同月比11.6%減の1172億6200万円
 【要人発言】
◆鈴木財務相「日銀と意思疎通を密に万全の対応」=為替円安で
 【ニュースから】
◆日本、変動相場制堅持を=日銀利上げは緩やかなペースで―IMF
◆シャープ、24年上期に堺工場停止=テレビ液晶パネル、赤字1499億円
◆楽天G、24年1~3月期の赤字423億円=携帯事業の苦境続く(了)

時事通信

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最終更新:5/14(火) 19:26

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