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ユーロとポンドが交互に買われる、強い英欧PMIで ドル円は小幅に高値更新=ロンドン為替概況

4/23 20:22 配信

みんかぶ(FX)

ユーロとポンドが交互に買われる、強い英欧PMIで ドル円は小幅に高値更新=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ユーロ買いとポンド買いが先行。4月の独仏ユーロ圏、英国のPMI速報値が発表され、いずれも非製造業(サービス業)主導で回復したことに反応した。ユーロドルは1.06台前半から1.07手前水準、ポンドドルは1.23台前半から後半へと上昇。対円でも買われ、ユーロ円は164円台後半から165円台後半まで、ポンド円は190円台後半から191円台後半へと上伸した。ユーロ対ポンドの値動きは上に往って来い、きょうはポンド売りは小休止となっている。ドル円は東京午前の下げを消して、ロンドン時間には154.86近辺と前日高値をわずかに更新。34年ぶりの高値水準となっている。ロンドン中盤には、米債利回り上昇を受けたドル買いの動きもあり、ユーロやポンドの上昇も一服してきている。米10年債利回りは4.60%台から4.63%付近へと上昇している。ドル指数は上下動も前日NYクローズ付近に戻しており、ドル高水準を維持している。

 ドル円は154円台後半での取引。東京午前には介入警戒感などを受けて154.80台から154.66近辺まで一時下落。しかし、その後は再び堅調に推移している。ロンドン序盤には154.86近辺と、前日高値をわずかに更新、34年ぶり高値水準となった。米10年債利回りは4.60%台から4.63%付近と概ね前日NYクローズを上回る水準で推移している。

 ユーロドルは1.06台半ばでの取引。ロンドン朝方に1.0639近辺に下げたあとは仏独PMI速報値の上振れとともに上昇、高値を1.0695近辺に更新した。その後は根強いドル買い圧力に押されて1.0650台と前日NYクローズ水準に戻している。ユーロ円も振幅。164.63近辺まで下げたあと、一気に165.60付近まで上伸。その後は再び165円割れまで反落している。対ポンドでも上に往って来いで方向性に欠けた。デギンドスECB副総裁は、6月利下げを示唆したが、それ以降については明言を避けた。また、為替動向の影響を考慮する必要があると指摘、FRBとの利下げタイミングのズレを気にしていたようだ。

 ポンドドルは1.23台半ばでの取引。ユーロドルと同様に振幅しており、1.2332近辺まで下落したあとは、欧州や英国のPMI速報値の上振れとともに1.2389近辺まで上伸した。その後はドル買い圧力に押されて1.23台半ばと前日NYクローズ水準に戻している。ポンド円は190.83近辺まで下落したあと、一気に191.81近辺まで買われた。その後は191円台前半に押し戻されている。ユーロポンドはユーロ買い一服。序盤に0.8645近辺まで買われたあとは、0.8620台へと押し戻されており、ポンド売りは一服している。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明 

みんかぶ(FX)

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最終更新:4/23(火) 20:22

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