〔米株式〕NYダウ続伸、118ドル高=ナスダックも高い(13日午前)

5/13 23:18 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】週明け13日午前のニューヨーク株式相場は、米インフレ動向に関心が集まる中を買いが先行し、続伸している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前10時現在、前週末終値比118.59ドル高の3万9631.43ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は6.13ポイント高の1万6347.00。
 ダウは過去8営業日続伸し、今年3月下旬に付けた史上最高値(3万9889.05ドル)に迫る水準で推移している。3日公表された4月の米雇用統計をはじめ複数の指標で労働需給の逼迫(ひっぱく)が和らぐ兆しが示唆されたことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による年内利下げの期待が再燃。加えて、1~3月期の米主要企業決算発表が終盤を迎える中、おおむね堅調な業績が示されたことが、相場の支援要因となっている。
 ただ、米労働省が15日に発表する米消費者物価指数(CPI)で足元のインフレ動向を確認したいとの思惑や高値警戒感などが広がり、買い一巡後は上値が重い展開。
 ジェファーソンFRB副議長が朝方講演し、「22年以降、インフレ低下などで大きな進展があった」と発言。「景気抑制的な領域に政策金利を維持することが適切」と述べたが、市場の反応は限定的だった。
 個別銘柄では、インテルが3%超高、スリーエム(3M)が2%超高となり、ダウの上げを先導。ゲームストップは76%高と急騰している。一方、メルク、マイクロソフト、四半期決算の発表を週内に控えたホーム・デポなどは軟調。(了)

時事通信

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最終更新:5/13(月) 23:35

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