10万円以下で買える、大幅増益＆低PBR 27社【プライム】編 ＜割安株特集＞

　少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ＳＢＩ証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには注意が必要だ。

　東証プライム上場企業では289銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は今期の経常利益が前期比20％以上の大幅増益を見込み、割安を見分ける基準となるPBR(株価純資産倍率)が1倍未満の銘柄に注目してみた。

　下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)今期経常利益が前期比20％以上増益、(3)PBRが1倍未満――を条件に投資妙味が高まる27社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは7日現在)

　なお、9日(日)16時00分に「10万円以下で買える、大幅増益＆低PBR【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

　　　　　　　　　　最低投資　 ┌ 経常利益┐　　　　
コード 銘柄　　　　　　 金額　 増益率　　今期　　 PBR
<8338> 筑波銀　　　　　24400　　 78.4　　4400　　0.21
<8550> 栃木銀　　　　　30100　　 39.3　　5900　　0.21
<8346> 東邦銀　　　　　30300　　 20.2　 10000　　0.37
<5269> 日コン　　　　　37200　　 24.9　　2800　　0.54
<6958> 日本ＣＭＫ　　　46700　　 25.1　　6000　　0.44

<6262> ペガサス　　　　47700　　　234　　1710　　0.39
<8524> 北洋銀　　　　　50100　　 31.1　 24400　　0.44
<6742> 京三　　　　　　51200　　 84.1　　6000　　0.69
<8897> ミラースＨＤ　　52300　　 23.2　 16000　　0.91
<8016> オンワード　　　59300　　 20.5　 12200　　0.98

<8864> 空港施設　　　　59300　　 36.8　　4343　　0.51
<9405> 朝日放送ＨＤ　　65100　　　218　　2300　　0.38
<7167> めぶきＦＧ　　　65810　　 26.9　 80000　　0.66
<8368> 百五銀　　　　　67600　　 20.7　 24200　　0.35
<6306> 日工　　　　　　70700　　 35.3　　2900　　0.82

<4548> 生化学　　　　　78900　　　169　　4550　　0.58
<6118> アイダ　　　　　79600　　 47.4　　5300　　0.57
<7820> ニホンフラ　　　80300　　 33.6　　2550　　0.54
<7198> ＳＢＩアルヒ　　84400　　 28.9　　3000　　0.90
<7186> コンコルディ　　86230　　 55.8　120000　　0.77

<9511> 沖縄電　　　　　89300　　　126　　5800　　0.39
<6140> 旭ダイヤ　　　　89500　　 45.3　　3500　　0.75
<4433> ヒトコムＨＤ　　90200　　 30.2　　2000　　0.94
<3863> 日本紙　　　　　91900　　 30.6　 19000　　0.23
<6817> スミダコーポ　　93600　　　215　　4080　　0.53

<3101> 東洋紡　　　　　96700　　 65.2　 11500　　0.44
<8359> 八十二　　　　　96930　　 60.4　 56500　　0.43

※単位は最低投資金額が円、増益率が％、経常利益が百万円、PBRが倍。
※通期予想が最終赤字、今期無配の銘柄は除いた。

株探ニュース（minkabu PRESS）