タメニー---24年3月期は2ケタ増収・黒字化、各事業とも概ね計画通りの進捗

5/13 17:16 配信

フィスコ

現在値
タメニー114+4

タメニー<6181>は10日、2024年3月期決算を発表した。売上高が前期比40.4%増の55.98億円、営業利益が0.77億円(前期は0.39億円の損失)、経常利益が0.27億円(同1.14億円の損失)、当期純利益が0.03億円(同8.04億円の損失)となった。なお、同社は当期より非連結決算へ移行しており、前期比は前期個別業績との比較。

婚活事業の売上高は21.17億円、営業利益は5.29億円となった。結婚相談所「パートナーエージェント」は各種キャンペーン等により資料請求が増加したものの、10~12月の閑散期に新規入会者数が落ち込み、在籍会員数が前期末から若干の減少となった。

カジュアルウェディング事業の売上高は30.47億円、営業損失はのれん償却費1.52億円を計上し0.43億円となった。カジュアルな挙式披露宴・少人数挙式等プロデュース「スマ婚シリーズ」と結婚式二次会プロデュース「2次会くん」は挙式披露宴や結婚式二次会の需要回復に後押しされ、成約件数、施行件数、施行単価のいずれも前期から増加した。また、フォトウェディングプロデュース「LUMINOUS」は通期の成約件数、施行件数が前期から減少したものの、7月以降にスタジオリニューアルやエリア毎の戦略最適化を推進したことで、第4四半期の成約件数、施行件数が前年同期から増加した。

ライフ&テック事業の売上高は2.43億円、営業利益は0.56億円となった。生活品質向上に資するサービスは婚活・結婚周辺サービスの取り扱いを強化し、併せてこれらのサービスを紹介する顧客専用サイトのリニューアルを実施した。なお、当期末時点の取り扱いサービスは62サービス、顧客専用サイトの登録者数は5万人以上となり、同社が代理店として行う保険販売の新規保険契約証券数も概ね前期水準での着地となった。また、婚活事業者間の相互会員紹介プラットフォーム「CONNECT-ship」は一部利用事業者の利用会員数が減少したことでお見合い成立件数も減少した。なお、「CONNECT-ship」と連携した会員向け婚活パーティーや結婚相談所連盟は順調に推移した。

地方創生事業の売上高は2.17億円、営業利益は0.24億円となった。北海道からオンライン婚活サポートセンターの委託業務、東京都「結婚支援マッチング事業支援業務」の事業プロモーターから交流イベント、AI によるマッチング、WEB による個別相談等に係る支援業務、兵庫県から出会いサポートセンター運営業務を新たに受託した。これらにより、婚活支援システムの提供数は12都府県、婚活支援センターの運営受託数は6都道府県、各種イベント・セミナーの受託件数は63件となった。

2025年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比14.3%増の64.00億円、営業利益が同158.7%増の2.00億円、経常利益が同450.7%増の1.50億円、当期純利益が1.50億円を見込んでいる。

《HH》

フィスコ

最終更新:5/13(月) 17:16

フィスコ

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング