インテル、4-6月見通しが市場予想を下回る-時間外で株価急落

4/26 5:36 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米インテルの株価が25日の米株式市場時間外取引で急落。この日示した4-6月(第2四半期)業績見通しが精彩を欠く内容で、半導体業界のトップクラスへの返り咲きに苦戦していることを示唆した。

発表資料によると、4-6月期売上高は約130億ドル(約2兆230億円)を見込む。ブルームバーグが集計したアナリストの予想平均は136億だった。一部項目を除外した1株利益は10セントの見通しで、市場予想(24セント)を下回った。

こうした見通しは、パット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)によるインテル再生の取り組みが、より多くの時間と資金を要することを示唆している。かつては世界最大手の半導体メーカーだったインテルは、売上高と技術的ノウハウでエヌビディアや台湾積体電路製造(TSMC)などのライバルに後れを取っている。

インテルはまた、パッケージング施設で十分に部品を生産できず、新しい人工知能(AI)対応パソコン(PC)に使用されるプロセッサーの需要を全て満たすことはできなかった。

デーブ・ジンスナー最高財務責任者(CFO)は、事業が予想より緩慢だったことを認めつつも、「今年後半は、かなり力強いものになるだろう」とインタビューで語った。

インテルの株価は通常取引終了後の時間外取引で一時9.4%下落。

インテルの1-3月(第1四半期)の決算では、1株利益が一部項目を除いたベースで18セント、売上高は127億ドルだった。アナリスト予想平均では1株利益は13セント、売上高は127億ドルと見込まれていた。

原題:Intel Slides After Tepid Forecast Shows Comeback Challenges (2) (抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.

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最終更新:4/26(金) 8:04

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