前場コメント No.7　四国電、東自機、ペプチド、ＳＤエンター、Ｕ－ＮＥＸＴ、じもとＨＤ

★9:23　 四国電力－急騰　今期最終益41％減見込む　コンセンサス上回る　10円増配へ
　四国電力<9507>が急騰。同社は26日、25.3期通期の連結純利益予想を360億円（前期比40.5％減）に、年間配当予想を40円（前期は30円）にすると発表した。燃料費調整額について、前期の期ずれ差益がなくなることから減益を見込む。市場コンセンサスは269億円。

　24.3期通期の連結純損益は605億円の黒字（前の期は229億円の赤字）だった。会社計画410億円の黒字を上回った。燃料価格の低下に伴う需給関連収支の好転などが寄与した。

★9:25　 東京自働機械製作所－急騰　前期営業益を上方修正　増配も発表
　東京自働機械製作所<6360>が急騰。同社は26日、24.3期通期の営業利益予想を従来の9.5億円から13.9億円（前の期比40.9％増）に上方修正すると発表した。

　生産性の向上や価格転嫁の取り組みなどにより、原価率が改善したことを踏まえた。

　併せて24.3期の期末配当予想を60円から120円（前の期末は60円）に上方修正すると発表した。年間配当予想も同額となる。

★9:26　 ペプチドリーム－新高値　ノバルティスとのペプチド創薬における提携を拡大
　ペプチドリーム<4587>が新高値。同社は30日8時、ノバルティスファーマ（スイス）とのペプチド創薬における提携を拡大すると発表した。

　今回の契約一時金として、同社はノバルティスから1.8億ドル（約280.3億円）を受領する。また今後、特定の開発、承認、販売マイルストーンフィーとして総額で27.1億ドル（約4220.3億円）を受け取る可能性があるとしている。

★9:32　 ＳＤエンターテイメント－急騰　前期最終益を上方修正　受取保険金が寄与
　ＳＤエンターテイメント<4650>が急騰。同社は26日、24.3期通期の連結最終損益予想を従来の1000万円から1.2億円（前の期比は2.0億円の赤字）に上方修正すると発表した。

　2023年7月に秋田県を襲った記録的大雨による浸水被害により閉店した店舗の被害額が確定し、災害に伴う受取保険金として8700万円を特別利益に計上する見込みとなったことを踏まえた。　

★9:34　 Ｕ－ＮＥＸＴ－大和が目標株価を引き上げ　一時的な追い風が止んでも増益は続く
　Ｕ－ＮＥＸＴ ＨＯＬＤＩＮＧＳ<9418>が続伸。大和証券では、一時的な追い風が止んでも増益は続くと予想。投資判断は「2（アウトパフォーム）」を継続し、目標株価は4500円→5000円に引き上げた。

　大和では、コンテンツ配信を中心とした利益成長には依然期待でき、現在の株価には割安感が見出せるとみている。24/8期の業績を売上高3110億円（Y/Y13％増）、営業利益295億円（Y/Y37％増）と予想。全セグメントのY/Y増益を予想しているが、特にコンテンツ配信、業務用システム、エネルギーが上期実績同様大幅に増益と予想している。上/下では営業利益は21億円の減益を予想。社名変更に伴うブランディングコスト費用の発生や人件費増などを織り込んだ。25/8期の業績を売上高3330億円、営業利益305億円と予想している。

★9:41　 じもとＨＤ－ストップ安売り気配　前期最終損益を下方修正　前期配当無配に　今期配当は未定
　じもとホールディングス<7161>がストップ安売り気配。同社は26日、24.3期通期の連結純利益予想を従来の17.0億円の黒字から234.0億円の赤字（前の期は70.8億円の赤字）に、年間配当予想を無配（従来は10円）に下方修正すると発表した。
　
　傘下のきらやか銀行が経営再建に向けて与信関係費用などの損失処理を実施することが影響する。併せて、同社ときらやか銀行は、国との間で公的資金の返済時期の見直しも含めた協議を開始すると発表した。
　
　25.3期通期の連結純損益予想については9.0億円の黒字とし、年間配当予想は未定とした。