〔米株式〕NYダウ6日続伸、172ドル高=金融株に買い(8日)☆差替

5/9 5:19 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】8日のニューヨーク株式相場は、金融株に買いが入り、6営業日続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比172.13ドル高の3万9056.39ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は29.80ポイント安の1万6302.76で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比7751万株減の9億5491万株。
 この日も米経済指標に関しては手掛かり難。ダウは取引序盤は弱含んだものの、JPモルガン・チェースなど金融株のみならず、資本財銘柄にも買いが広がり、じりじりと上げ幅を拡大。3万9000ドルの大台を回復して取引を終えた。
 前週末3日に公表された低調な4月の米雇用統計を受け、再び強まった米利下げ期待が投資家心理を改善させている。
 米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言が伝わったものの、相場への影響は限られた。今週は新規失業保険申請件数、ミシガン大学消費者景況感指数が明らかにされるが、翌週の消費者物価指数(CPI)までは動きづらいもようだ。
 個別銘柄では、アムジェンが2.3%高。ボーイングが2.1%高。JPモルガン・チェースが2.0%高。シスコシステムズが1.5%高。IBMとスリーエムがそれぞれ0.9%高。ゴールドマン・サックス、アメリカン・エキスプレス、セールスフォースがそれぞれ0.7%高。
 一方、インテルが2.2%安。米政府が中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ)に対するインテル製半導体の輸出許可を取り消したと報じられた。インテルは8日、第2四半期の売上高が予想レンジの中央の水準を下回ると見込んだ。メルクとホーム・デポがそれぞれ0.6%安。(了)

時事通信

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最終更新:5/9(木) 5:35

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