鍋がおいしい季節到来! 冷凍王子が厳選「鍋にぴったり“業スー冷食”」14種 白菜・キャベツは余ったら「ホームフリージング」が重宝
寒い日には、鍋料理が恋しくなりますね。そんなお鍋にも、冷凍食品やホームフリージングした食材が大活躍!
この記事では、「冷凍食品専門家」「冷凍生活アドバイザー」として活動し、『いますぐ食べたい! 冷凍食品の本』や『冷凍王子の冷凍大全』などの著書のある“冷凍王子”こと西川剛史さんが、お鍋にぴったりな業務スーパーの冷凍食品と、鍋野菜のホームフリージング方法を紹介します。
■冷凍食品でラクラク鍋を楽しもう!
お鍋は、“具材を鍋で煮るだけ”のシンプルな料理ですが、食材の準備や下ごしらえが手間だと感じる方もいるのではないでしょうか。また、使いきれずに材料が余ってしまうこともよくありますね。
その点、冷凍食品は調理済みやカット済みのものが多いので、お鍋に合う冷凍食品さえあれば、凍ったまま鍋つゆに入れるだけで作れて、とても便利です。
また、冷凍食品の魅力は保存が長く利くこと。最近は1人用のお鍋を作る人も増えているので、1人前の食材を用意しやすいという点でもうってつけなのです。
冷凍王子が厳選、業務スーパーの「最強の鍋具材」と余りがち鍋野菜の「ホームフリージング」を写真で見る(全16枚)
なかでもコスパがよく、おすすめしたいのが業務スーパーの冷凍食品。そこで、筆者がセレクトした、お鍋に合う業務スーパーの冷凍食品を、プライベートブランド商品と、そのほか取り扱い商品の両方から選んでみました。
※本稿に記載の商品価格は外税/編集部調べ(2024年11月)
※店舗や時期によって在庫状況の変動、価格・パッケージ・内容量の変更や販売終了などになることがあります
※調理は、それぞれの商品パッケージの記載方法にしたがってください
■ほぼ業スーの冷食! 超カンタン寄せ鍋
上の写真のお鍋は、業務スーパーの冷凍食品と、ホームフリージングした野菜のみで作った寄せ鍋です。食材の下準備は一切なしで、凍ったまま和風だしで煮込むだけで、こんなに具だくさんのお鍋が完成しました。
冷凍食材とお鍋は最高の組み合わせです。
まずは、写真で使用した業務スーパーの冷凍食品を紹介しましょう。これらに、白菜や長ねぎなど、お鍋の定番野菜を加えるのがおすすめです。
■三鮮水餃子(500g/378円)
えび、豚肉、野菜の3種類の具材を包んだ三鮮水餃子は、イチオシの具材です。
冷凍餃子はお鍋におすすめの具材ですが、特にこの商品はゆでることで、もちもち&つるんとした皮のおいしさを楽しめます。さらに具材のうまみが皮で守られているので、餃子そのもののおいしさもしっかり堪能できます。
■ロールキャベツ(600g/398円)
手作りすると面倒なロールキャベツですが、冷凍商品なら凍ったままお鍋に投入するだけ! 洋風の味付けのイメージがありますが、和風だしとも合います。とろとろのキャベツの食感、豚肉のうまみがあり、煮込んでもおいしく楽しめます。
1袋10個入りでコスパもよく、ボリュームもたっぷり。お子さんにも喜ばれそうですね! おでんの具にも最適です。
■骨とりタラ切身(500g/498円)
タラは淡白な味わいで、お鍋の定番。こちらの商品は、食べやすいサイズの切り身の状態で冷凍されています。骨取り済みで、骨を気にせずそのまま食べられるので、お鍋にも最適です。
魚の下ごしらえや調理が苦手な方にもうれしいですね。
■菜の花(500g/198円)
旬の時期以外、なかなか手に入らない菜の花も、冷凍野菜ならいつでも楽しめます。βカロテン、葉酸、ビタミンEなどが含まれた栄養価の高い野菜で、お鍋の具にもぴったりです。お鍋に入れると緑色が映え、見た目にも美しいです。
■しいたけ(500g/198円)
石づきをカットしたしいたけがバラ凍結された商品です。
バラ凍結なので、凍ったまま必要な分量のみ使うことができてとても便利! 食べごたえのある大ぶりサイズで、お鍋に入れると、きのこのうまみが溶け出します。
■変わり種でおすすめ業スー鍋具材
続いては、ちょっと変わり種のお鍋におすすめの商品を1つ。
■こだわり生フランク プレーン(1kg/848円)
本格派でボリューム満点の生フランクです。これをコンソメと水、キャベツと一緒に煮るだけで、フランクのおいしさが際立つ洋風鍋のできあがり。フランクのうまみがスープに広がり、キャベツがとてもおいしくいただけます。
ここに後述する野菜ミックスを加えて、具だくさんにするのも一案です。
さらに業務スーパーには、ほかにもお鍋にぴったりの商品がたくさん。具材やシメの1品として、活用してみてはいかがでしょうか?
■肉だんご(500g/208円)
揚げ調理済みで、凍ったまま入れるだけなので、鍋をはじめ何かと便利に使える肉だんご。コスパもよく、冷凍庫に常備しておけば何かと使い勝手のよい商品です。
■冷凍かき(IQF)(800g/1880円)
栄養たっぷりのかきも、土手鍋やちゃんこといったお鍋の定番ですね。粒選りのかきの殻をむき、バラ凍結した商品です。800g入りでコスパもバッチリ! 濃厚な味わいを、冷凍でお手軽に楽しめます。
■冷凍野菜もうまく活用しよう
■洋風野菜ミックス(500g/168円)
にんじん、カリフラワー、ブロッコリーを使いやすいサイズにカットし、湯通ししてから冷凍。ひと袋にさまざまな野菜が入っているため、簡単に具だくさんに。洋風のお鍋に活躍します。
■カットニラ(500g/188円)
キムチ鍋やもつ鍋の定番野菜であるニラを、使いやすいサイズにカットし、バラ凍結した商品。冷凍庫にストックしておけば、凍ったまま必要なぶんだけ取り出してすぐ使えます。
■冷凍讃岐うどん(200g×5食入/168円)
シメに欠かせないうどんも、業務スーパーなら高コスパで手に入ります。
お鍋でしっかり煮込んでももっちりとしたコシがあり、お鍋におすすめの冷凍うどんです。もっちりコシのある食感で、国内自社関連工場製造なので安心感もあります。1玉ずつの個包装ではなく、5食が1袋に入っています。
■たこ焼き(1kg/598円)
筆者がお鍋のシメにぜひおすすめしたいのが、冷凍たこ焼きです。凍ったままお鍋に入れて煮ると、スープをたこ焼きが吸って明石焼き風に! とろとろ、うまみたっぷりに仕上がります。
■白ねぎカット(500g/178円)/青ねぎ(500g/178円)
薬味におすすめなのが、カット済みのねぎです。白ねぎ、青ねぎはお好みでどうぞ! 凍ったままポン酢などに混ぜるだけで使えます。
■鍋野菜のホームフリージングのすゝめ
続いては、お鍋に役立つホームフリージングのポイントです。
例えば、スーパーで安売りしていた白菜やキャベツ。まるごと1個買っても使いきれず、余ってしまうことも多いと思います。そんな野菜も、冷凍しておけばムダなく使え、食費の節約にもつながります。
そして冷凍ならではの利点も! 冷凍した野菜は繊維が崩れやすくなり、煮込むと簡単に柔らかくなります。さらにうまみも出やすくなり、特にお鍋にはうれしい効果が得られるのです。
お鍋に使える3種の野菜の冷凍方法をご紹介します。
■白菜の冷凍方法
白菜を食べやすい大きさにカットして冷凍用保存袋に入れ、空気をしっかり抜いて冷凍します。使うときは、凍ったまま鍋にそのまま投入するだけでOK。冷凍によって繊維が壊れるので、すぐに柔らかく煮え、甘みもスープに溶け出しやすくなります。
■キャベツの冷凍方法
食べやすい4cm角くらいにカットして、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。キャベツは葉が固く、保存袋に空気が残りやすいですが、空気は優しく手で押さえて少し抜く程度で大丈夫です。
使うときは、凍ったままお鍋に入れます。
■長ねぎの冷凍方法
鍋の具として使う場合は、ななめ切りにして冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍します。使うときは、凍ったままお鍋に入れるだけ。冷凍効果で柔らかく、とろっとした食感が楽しめます。薬味用ならば小口切りにし、同様に冷凍できます。
■冷食でソロ鍋から家族団らん鍋まで!
冷凍食品も、ホームフリージングした冷凍食材も、お鍋に入れる際には凍ったものを入れるので温度が一気に低下します。そのため、最初は強火で一気に加熱しましょう。
だし汁が温まれば弱火に落として、ぐつぐつと煮込みながら熱々を召し上がってください。
買い物に出かけたくない寒い日でも、帰宅が遅くなってしまった日でも、冷凍食品さえ常備しておけば、簡単に栄養バランスのよい食事が準備できます。1人鍋から大勢で囲むお鍋まで、業務スーパーの冷凍食品は大活躍しますので、節約にも健康作りにも役立ちそうですね。
家計にもやさしい業務スーパーの冷凍食品を取り入れて、この冬は手軽でおいしい鍋料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?
(構成:田中絢子)
東洋経済オンライン
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最終更新:11/24(日) 6:32