日経平均は６７０円高と大幅反発、ソフバンＧが５１６円押し上げ＝９日前場

　９日前場は日経平均株価が、前日比６７０円９４銭高の４万８４０５円９３銭と大幅反発。ＴＯＰＩＸ（東証株価指数）が同８．４９ポイント高の３２４４．１５ポイントと５日続伸した。現地８日の米国で、半導体大手エヌビディアがＡＩ（人工知能）スタートアップｘＡＩの資金調達を支援すると報じられた。半導体関連株が物色され、同日のナスダック総合指数は反発した。日本株も、米ハイテク株高を受け朝方から買い優勢で取引を開始。日経平均は午前１０時５７分に、同７４６円１０銭高の４万８４８１円０９銭を付けた。ソフバンＧ <9984> が、米ハイテク株高やロボット事業の買収を背景に大幅高となり、前引けの日経平均を約５１６円押し上げた。ドル・円相場は１ドル＝１５２円台の半ばで、足元ではもみ合い。

　東証プライム市場の出来高は１２億３６３万株、売買代金は３兆２７７０億円。騰落銘柄数は値上がりが７８１銘柄、値下がりは７７３銘柄と拮抗、変わらずは６２銘柄だった。

　業種別では、全３３業種のうち１５業種が上昇、１８業種が下落した。ＫＤＤＩ <9433> などの情報通信株や、住友電工 <5802> 、フジクラ <5803> などの非鉄金属株が上昇。ＳＢＩ <8473> 、野村 <8604> などの証券商品先物株や、ＡＧＣ <5201> 、特殊陶 <5334> などのガラス土石株も高い。出光興産 <5019> 、ＥＮＥＯＳ <5020> などの石油石炭株や、東電力ＨＤ <9501> 、関西電 <9503> などの電気ガス株も堅調。日立 <6501> 、ソニーＧ <6758> などの電気機器株や、ＳＵＭＣＯ <3436> 、ニッパツ <5991> などの金属製品株もしっかり。一方、トヨタ <7203> 、ホンダ <7267> などの輸送用機器株、ニッスイ <1332> 、サカタのタネ <1377> などの水産農林株が安い。

　そのほか、ＬｉｎｋＵＧ <4446> 、芝浦 <6590> 、安川電 <6506> 、キオクシア <285A> 、マイクロニ <6871> が上昇。半面、ＷＮＩウェザ <4825> 、ＡＢＣマート <2670> 、ミガロＨＤ <5535> 、ライドリＣ <2585> 、Ｆスターズ <3687> などが下落した。

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