テモナ、WNIウェザー、サンエーなど/本日の注目個別銘柄

10/7 15:32 配信

フィスコ

<3382> 7&iHD 2222 +27.5
大幅続伸で高値更新。カナダのクシュタールによる買収提案に関連し、カナダ・ケベッ
ク州貯蓄投資公庫幹部は、クシュタールがTOB実施の場合に資金支援を提供する可能性
が高いと明らかにしたもよう。TOBプレミアム期待の高まりが再燃する形に。なお、同
社においては、セブン銀行の一部売却検討に続き、スーパーストア事業の売却可能性な
ども伝わっており、株主価値向上に向けた取り組み積極化に向けた動きとも捉えられ
た。

<6098> リクルートHD 9439 +482
大幅反発。先週末に発表された米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比25万4000
人増となって、市場予想の14万人増を大幅に上回っている。米国の人材市場にとっては
フォローとして、関連銘柄として関心が高まる展開になっているようだ。同社は求人検
索サイトの運営を手がける米インディードを傘下に持っており、インディードの売上高
は関連事業を含めて70億ドル水準にまで達している。

<3099> 三越伊勢丹 2476 +167
大幅続伸。先週末発表の米雇用統計では雇用者数が市場予想を大幅に上振れ、米国の大
幅利下げ観測が後退している。つれて、為替市場ではドル高円安が進行、インバウンド
消費の拡大につながるとの見方が強まっているようだ。また、10月1日から中国では
「国慶節」となっているが、中国人の人気海外旅行先1位は日本ともされていること
で、「中国国慶節」商戦の結果なども期待材料視されているようだ。

<3985> テモナ 222 +50
ストップ高。定価10万円以上1億円以下の機器を何でも、月額サブスクで導入可能なサ
ブスクの決済スキーム「サブスククレジット」の提供を開始すると発表している。審査
基準は法人または個人事業主であることのみ、新品・中古を問わずどのようなものでも
取り扱いが可能となっているようだ。新ビジネス開始に伴う今後の業容拡大などを期待
する動きが先行する形になっている。

<3395> サンマルクHD 2265 +101
大幅続伸。牛カツ定食業態の「京都勝牛」、カフェ業態の「NICK STOCK」などの飲食ブ
ランドを擁しているGHDの株式を取得し、子会社化すると発表している。インバウンド
観光客の取込みや海外進出の強化など、シナジー効果を期待する動きが優勢となってい
るもよう。GHDの直近期営業利益は12.3億円の水準となっているようだ。株式譲渡日は1
1月中旬が予定されている。

<2659> サンエー 2820 +199
大幅続伸。先週末に上半期決算を発表、営業利益は91.7億円で前年同期比8.6%増とな
り、従来予想の85.6億円を上回った。沖縄県での個人消費や入域観光客の増加が背景と
なっている。据え置きの通期計画167億円の上振れなどが期待される形に。資本コスト
や株価を意識した経営の実現に向けた対応も発表、株主還元方針として、DOE5%以上目
安に配当を実施、必要に応じ自社株式の取得も検討としている。

<4825> WNIウェザー 6270 +730
急伸。先週末に第1四半期決算を発表。営業利益は4.6億円で前年同期比9.6%増となっ
ている。Sea, Land Domainが売上成長を牽引し、開発体制、開発環境の強化で運営の効
率化も進んだもよう。通期計画と比較してサプライズはないものの、実質的な増配もあ
って、ポジティブな評価が先行しているようだ。11月末基準に1:2の株式分割を実施、
分割後ベースでの年間配当金は65円から70円に引き上げ。

<6506> 安川電 4993 -30
反落。先週末に第2四半期決算を発表、6-8月期営業利益は118億円で前年同期比28.9%
減となり、第1四半期実績の111億円とほぼ同水準にとどまる。通期計画は従来の700億
円から640億円に下方修正、市場コンセンサス並みの水準ではあるが、一段の下振れな
どを意識する動きが先行したようだ。6-8月期受注高は前年同期比でプラスとなってい
るものの、コンセンサスにはやや未達となっているもよう。

<3377> バイク王 508 +80
ストップ高比例配分。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業損益は2.8億円の黒字と
なり、単独ベースでの前年同期0.6億円の赤字から黒字転換、3.4億円の損益改善となっ
た。6-8月期の営業利益は5.2億円となり、繁忙期である3-5期と比較しても利益水準は
増加した。粗利益率が改善しているほか、広告宣伝費など販管費も減少のもよう。据え
置きの通期計画は1.2億円であり、大幅に超過する状況にもなった。

<6146> ディスコ 37220 -2490
大幅続落。先週末に7-9月期の個別売上高速報を発表している。単体売上高は833億円で
前年同期比38.3%増、会社計画716億円を大きく上振れたものの、市場コンセンサスは
下振れとみられる。単体売上高から推定される連結営業利益も、コンセンサス比未達と
の見方が優勢のようだ。出荷額は前四半期比1.2%減、SiC向け装置などが低調で、こち
らは会社計画比でも軟調と推定されているもよう。
《ST》

フィスコ

最終更新:10/7(月) 15:32

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