前週末26日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

4/30 5:20 配信

株探ニュース

■東光高岳 <6617>  2,057円 (-500円、-19.6%) ストップ安

 東証プライムの下落率トップ。東光高岳 <6617> [東証P]がストップ安。25日の取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を前期比2.2%減の1050億円、営業利益を同51.5%減の40億円と発表。好調だった前期から一転減収減益となる見通しを示しており、これを嫌気した売りが出たようだ。製品の不適切事案に関する対応費用の発生や、一部製品での入札参加停止などの影響が見込まれるという。配当は前期分を特別配当10円上乗せの年60円とした上で、今期は年50円を計画した。同時に発表した24年3月期決算は売上高が前の期比9.8%増の1073億7800万円、営業利益が同70.1%増の82億4700万円だった。あわせて、不適切事案への対応に伴い、次期中期経営計画の策定・公表を1年延期することを明らかにした。

■フタバ <7241>  886円 (-131円、-12.9%)

 東証プライムの下落率2位。フタバ産業 <7241> [東証P]が続急落。25日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を前期比7.0%減の7400億円、営業利益を同16.7%減の160億円と発表。過去最高業績だった前期から一転減収減益となる見通しを示したことが嫌気された。配当は前期分を30円から35円に増額した上で、今期も年35円を見込んだ。同時に発表した24年3月期決算は売上高が前の期比12.4%増の7958億200万円、営業利益が同2.5倍の192億1300万円だった。国内や北米、欧州向けが好調だった。中国向けは減少した。

■愛三工 <7283>  1,408円 (-170円、-10.8%)

 東証プライムの下落率4位。愛三工業 <7283> [東証P]が続急落。同社は4月25日大引け後(15:20)に決算を発表、24年3月期の連結経常利益は前の期比22.1%増の172億円に伸びたが、25年3月期は前期比4.1%減の165億円に減る見通しとなったことで嫌気されたようだ。同時に、前期の年間配当を54円→55円(前の期は35円)に増額し、今期も前期比1円増の56円に増配する方針とした。

■ジェコス <9991>  1,013円 (-109円、-9.7%)

 東証プライムの下落率5位。ジェコス <9991> [東証P]が5日ぶりに急反落。同社は4月25日大引け後(15:30)に決算を発表、24年3月期の連結経常利益は前の期比34.7%増の66億円に拡大したが、25年3月期は前期比9.1%減の60億円に減る見通しとなったことで嫌気されたようだ。同時に、前期の年間配当を37円→40円(前の期は35円)に増額し、今期は前期比3円減の37円に減配する方針とした。

■菱鉛筆 <7976>  2,362円 (-195円、-7.6%)

 東証プライムの下落率9位。三菱鉛筆 <7976> [東証P]が5日ぶり急反落。25日取引終了後に1-3月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比5.9%増の200億7300万円、営業利益は同8.4%減の30億6500万円となった。通期で増収増益を見込んでいるだけに、第1四半期時点での減益を嫌気する見方が広がった。海外市場が堅調だったことに加え、為替による押し上げ効果もあり増収となった一方、販管費の増加が利益面で重しとなった。なお、独筆記具メーカーのラミー社の持ち分取得(連結子会社化)の影響を踏まえ、24年12月期通期の売上高予想を前期比16.3%増の870億円(従来予想780億円)に上方修正した。利益予想は据え置いた。

※26日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース(minkabu PRESS)

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最終更新:4/30(火) 5:33

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