〔欧州株式〕軒並み下落=英1.82%安、独1.44%安(16日)

4/17 1:53 配信

時事通信

 【ロンドン時事】16日の欧州株式市場は軒並み下落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比145.17ポイント(1.82%)安の7820.36で引けた。
 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は1.44%安、フランスCAC40種指数は1.40%安、ストックス欧州600種指数は1.53%安だった。
 欧州株は、中東情勢の緊迫化により投資家のリスク回避の動きが強まる中、鉱山株や銀行株の下落が響き、下落した。ユーロ圏の債券利回り上昇も株価を圧迫した。英株でも地政学リスクや米利下げ観測の後退を背景に、下落率が過去8カ月で最大となった。
 FTSEの構成銘柄では9割超が下落。オンライン食品販売大手オカド・グループは5.77%安と下落率トップとなり、保険大手フェニックス・グループ・ホールディングスが4.66%安、金融大手スタンダード・チャータードが4.45%安と続いた。一方、特殊化学品大手クローダ・インターナショナルが1.28%高、医療器機大手スミス・アンド・ネフューが0.35%高だった。
 DAXでも9割が下落。航空機大手エアバス(3.17%安)や高級車メーカーのポルシェ(3.09%安)、自動車大手BMW(3.05%安)が売られた半面、ヘルスケア大手フレゼニウス(4.56%高)や化粧品大手バイヤスドルフ(1.10%高)などが買われた。(了)

時事通信

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最終更新:4/17(水) 2:25

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