米株価指数先物が下落、米国債に買い集まる－中東情勢緊迫

（ブルームバーグ）： 米国の株価指数先物が下落し、米国債に買いが集まっている。イランやシリア、イラクでの爆発に関する未検証の報道と関連しているもよう。

原油市場ではロンドンの北海ブレントとニューヨークのウェスト・テキサス・インターミディエート（ＷＴＩ）が２％を超える値上がり。北海ブレントは１バレル＝90ドルを突破した。

Ｓ＆Ｐ500種株価指数先物は１％余り下落。比較的安全と見なされる資産が買われ、米10年国債利回りは低下し4.5％に接近。ドルの強さを示す指標も上昇した。

金相場も上昇し、１オンス＝2400ドルを突破。イスラエルとイランの対立激化を巡る懸念が安全資産需要を押し上げた。

金のスポット価格はシンガポール時間午前９時36分（日本時間同10時36分）現在、前日比1.1％高の2404.95ドル。一時1.3％高を付けた。このままいけば週間ベースで５週連続の上昇となる。銀とプラチナ、パラジウムも値上がりしている。

原題：Stocks Drop, Treasuries Climb Amid Mideast Tension: Markets Wrap、Gold Surges Past $2,400 on Middle East Conflict Concerns（抜粋）

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