【日本株】増収増益&ROE改善によって外国人投資家の買いが集まり、株価上昇が期待できる「オリエンタルランド」と「中外炉工業」の2銘柄に注目!
●40周年イベントなどで業績好調の「オリエンタルランド」と、
省エネ型加熱炉が伸びる「中外炉工業」に注目!
日経平均株価が最高値を更新したが、日本株の好調を支えているのは海外投資家だ。
「2024年2月1日に発表された売買動向によると、海外投資家は年初から累計で1兆8909億円を買い越し。中国経済の不振も影響して、海外投資家が中国株を売り、日本株を買っています」(フェアトレード・田村祐一さん)
これは「中長期の株式保有を前提とした資金である可能性が高く、海外投資家が買うような銘柄は今後も有望」だと、田村さんは見る。では、銘柄はどう選べばいいのだろうか?
「海外投資家が保有する中でも、収益力が高まっている銘柄がいい。今期の通期業績が2ケタの増収増益予想で、ROE(株主資本利益率)が改善している銘柄がおすすめです。コロナ禍でコスト構造を見直し、筋肉質な経営へと変化した企業で、値上げしても販売数が伸びている銘柄から選びましょう」(田村さん)
以下では、上記の条件を満たし、実際に海外投資家の保有が確認できる銘柄で、田村さんが注目する2銘柄を紹介するので、投資の参考にしてほしい(※以下、株価などのデータは2月5日時点)。
一つ目の銘柄は、おなじみのオリエンタルランド(4661)だ。
ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは、40周年イベントで国内外の客数が増加。チケット価格も変動価格制を導入して高価格帯チケットの販売が増え、今期は2ケタの増収増益を達成する見通しだ。今後も、新ホテルや新エリアの開始で高成長が継続すると見られる。
続いて紹介するのは、こちらも業績好調の中外炉工業(1964)だ。
中外炉工業は生産設備エンジニアリングメーカー。第3四半期までは営業赤字だが、第4四半期に利益が偏重する傾向がある。今期は省エネ型加熱炉などの工事進捗で赤字幅が減少しており、大幅増益が期待できる。株価もPERが約9倍と割安な水準だ。
ダイヤモンド・ザイ
最終更新:3/23(土) 9:21
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