NY株式:NYダウは11ドル安、経済に不透明感くすぶる
米国株式市場は反落。ダウ平均は11.31ドル安の41953.32ドル、ナスダックは59.16ポイント安の17691.63で取引を終了した。
昨日の上昇の反動で寄り付き後、下落。地区連銀製造業景況指数や中古住宅販売件数が予想を上回ったため景気減速懸念が緩和し、一時買われた。しかし、関税を巡る不透明感がくすぶり買いが続かず、相場は再び下落し終了。セクター別では不動産管理・開発が上昇した一方、テクノロジー・ハード・機器が下落した。
レストランチェーンを運営するダ―デンレストランツ(DRI)は第3四半期決算で新店舗オープンが奏功し、売上が予想以上に伸び、上昇。保険のオールステート(ALL)は2月の個人自動車保険の契約者数増加が好感され、上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)は開発者会議「gtc 2025」で、量子コンピューティングデーを開催し、上昇。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は「サイバートラック」のリコールを発表し、下落した。ITサービス会社のアクセンチュア(ACN)は四半期決算で内容が警戒された程悪化しなかったものの、政府効率化省(DOGE)の取り組みにより、政府関連の需要減の見通しが嫌気され、下落した。
半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)は取引終了後に第2四半期決算を発表。1株当たり利益や第3四半期の見通しが予想を上回り、時間外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)《ST》
フィスコ
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最終更新:3/21(金) 8:11