前場コメント No.7　アマノ、ＣＡＰ、トリプルアイス、富通ゼネ、サイゼリヤ、ファインシンター

★9:20　 アマノ－底堅い　今期営業益7％増見込む　前期は24％増
　アマノ<6436>が底堅い。同社は25日、25.3期通期の連結営業利益予想を210億円（前期比7.3％増）に、年間配当予想を140円（前期は135円）にすると発表した。

　策定した中計に基づき、重要課題を推進するとしている。

　24.3期通期の連結営業利益は196億円（前の期比23.9％増）だった。
　
　情報システム、パーキングシステムが国内外で堅調だったことで、主力の時間情報システム事業が前の期比で増収で着地した。

★9:20　 アマノ－底堅い　50万株・2億円を上限に自社株買い　割合は0.69％
　アマノ<6436>が底堅い。同社は25日、50万株・2億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年4月26日～7月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は0.69％となる。

★9:21　 キャピタルアセット－3日ぶり反発　前期営業益を上方修正
　キャピタル・アセット・プランニング<3965>が3日ぶり反発。同社は25日、24.3期の連結営業利益予想を従来の1.8億円から3.4億円（前の期比89.9％増）に上方修正すると発表した。

　受託開発のプロジェクトの管理徹底により製造原価の増加額を抑制したことに加え、広告宣伝費などの販管費の支出を削減したことが寄与する。

★9:26　 トリプルアイズ－大幅高　米国ワシントン州においてマイニングマシン約800台の設置場所を拡充
　トリプルアイズ<5026>が大幅高。同社は26日、グループ会社であるゼロフィールドが、業務提携をしているＭＩＮＥＲＳ　ＵＮＩＴＥＤ社と連携を進め、米国ワシントン州において、マイニングマシン約800台の設置場所の拡充を決定したと発表した。

　マイニング需要増加に対応するためとしている。

★9:27　 富士通ゼネラル－急騰　今期営業益2.1倍見込む　前期は計画上回る
　富士通ゼネラル<6755>が急騰。同社は25日、25.3期通期の連結営業利益予想を120.0億円（前期比2.1倍）に、年間配当予想を38円（前期は36円）にすると発表した。

　前年度に在庫適正化のため出荷抑制を行った北米向けや、インドの堅調な需要などを背景としたアジア向けの販売拡大、国内向けも堅調な住設ルートを中心に販売増を見込むとしている。

　24.3期通期の連結営業利益は57.5億円（前の期比61.9％減）だった。会社計画40.0億円を上回った。海外向け空調機の販売が計画を上振れた。経費削減・費用効率化を徹底したことなども寄与した。

★9:36　 サイゼリヤ－大和が目標株価を引き上げ　海外事業の好調継続、来期以降の出店加速に期待
　サイゼリヤ<7581>が小幅安。大和証券では、海外事業の好調継続、来期以降の出店加速に期待。投資判断は「2（アウトパフォーム）」を継続、目標株価は6300円→6500円に引き上げた。

　大和では営業利益予想は24/8期：123億円（同＋70％、従来134億円）、25/8期：148億円（同＋20％、同157億円）と予想している。国内の利益回復が想定よりも鈍いことを反映し下方修正（4月11日時点）し、今期は会社計画未達を見込む。直近3月の既存店売上高は前年同月比＋29％、うち客数：同＋22％、客単価：同＋6％と力強い推移が続いている点に注目。メニューミックス改善による単価上昇に加え、今後はセルフレジ、モバイルオーダー導入を進めることで緩やかな利益回復を想定。海外では、好調な新規出店・既存店推移の両面から計画を上回る利益成長が可能と考えている。

★9:36　 ファインシンター－急落　今期営業益2倍見込むも前期の計画下振れを嫌気
　ファインシンター<5994>が急落。同社は25日、25.3期通期の連結営業利益予想を7.0億円（前期比2.4倍）に、年間配当予想を20円（前期は20円）にすると発表した。
　
　事業ポートフォリオ変革に向けた足元固めとして、電動関連売上増効果に加え、地道な改善や寄せ停め・整流化を進めるとともに、未来Factoryの量産ラインへの展開などを進めるとしている。

　24.3期通期の連結営業損益は2.9億円の黒字（前の期は9.7億円の赤字）だった。会社計画の8.0億円の黒字から下振れて着地した。
　
　中国・アジアでの販売量減少に加え、得意先稼働停止の固定費への影響と国内子会社における生産上のロスなどが響いた。