日経平均50円程度安、米自動車関税を警戒し軟調推移=17日前場
17日午前10時すぎの日経平均株価は、前週末比50円程度安い3万9100円前後で推移。午前9時1分には、同128円20銭安の3万9021円23銭を付けた。トランプ米大統領は現地14日、輸入自動車に対する関税を4月2日ごろに公表することを明らかにした。日本の輸出の主力である自動車産業への影響が警戒され、自動車関連株を中心に軟調な展開となっている。為替相場で円高方向にあることも重し。現地14日の米国株式市場では、NYダウが反落、ナスダック総合指数は3日続伸するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末14日の大阪取引所清算値比10円安の3万9100円だった。
業種別では、全33業種のうち12業種が下落、21業種が上昇している。テルモ <4543> 、HOYA <7741> などの精密機器株や、楽天グループ <4755> 、リクルートH <6098> などのサービス株が下落。トヨタ <7203> 、ホンダ <7267> などの輸送用機器株や、東レ <3402> 、ゴルドウイン <8111> などの繊維株も安い。古河電工 <5801> 、住友電工 <5802> などの非鉄金属株や、JAL <9201> 、ANA <9202> の空運株も軟調。郵船 <9101> 、商船三井 <9104> などの海運株や、太平洋セメ <5233> 、MARUWA <5344> などのガラス土石株も弱い。一方、ニチレキG <5011> 、ENEOS <5020> などの石油石炭製品株や、王子HD <3861> 、北越コーポ <3865> などのパルプ紙株が高い。
個別では、Pアルファ <4071> 、セグエ <3968> 、メドレー <4480> 、メック <4971> 、オリンパス <7733> が下落。半面、マイクロニ <6871> 、ミダックHD <6564> 、サンリオ <8136> 、MSOL <7033> 、ユーグレナ <2931> などが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=151円台の後半(前週末14日は152円73-75銭)、ユーロ・円が1ユーロ=159円台の前半(同159円84-88銭)で取引されている。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:2/17(月) 10:04