グレイスケール、アーベのファンドを立ち上げ

10/4 22:50 配信

CoinDesk Japan

グレイスケールは3日、イーサリアムブロックチェーン上に構築された分散型レンディングプラットフォームであるアーベ(Aave)のトークン、アーベ(AAVE)に対するエクスポージャーを提供する新しいファンドを開始したと発表した。グレイスケールはこれまでも新しい商品を複数立ち上げている。


アーベは、所有する他のトークンを担保として使用する、自動化された暗号資産(仮想通貨)のローンを提供している。また、ユーザーが自身の暗号資産を貸し出して利息を得ることもできる。


ネイティブトークンであるアーベの時価総額は23億ドル(約3335億円、1ドル145円換算)で、知名度のある暗号資産の大部分よりも小さな数字だが、DeFiLlamaのデータによると、アーベは預かり資産(Total Value Locked:TVL)で最大の暗号資産レンディングプロトコルとなっている。


グレイスケールの商品・研究部門責任者であるレイハネ・シャリフ-アスカリ(Rayhaneh Sharif-Askary)氏は声明で、「グレイスケール・アーベ・トラストは、伝統的金融(TradFi)を革新するポテンシャルを持つプロトコルへのエクスポージャーを投資家に提供する」と述べた。


シャリフ-アスカリ氏は、「ブロックチェーン技術とスマートコントラクトを活用することで、アーベの分散型プラットフォームは、仲介者を排除して人間の判断への依存を減らしながら貸付と借入を最適化することを目指している」と述べた。


今回のファンド立ち上げのわずか数週間前に、グレイスケールはこれ以外で最も新しいファンドであるグレイスケール・アバランチ・トラスト(Grayscale Avalanche Trust)を立ち上げていた。これは投資家にアバランチ(AVAX)に対するエクスポージャーを提供するものだ。グレイスケールは現在、20以上の異なる暗号資産投資商品を提供しており、この数は1月の現物ビットコインETF(上場投資信託)の立ち上げ後に増加した。現物ビットコインETFによって、暗号資産を追跡する上場取引可能な商品に対する関心が刺激された。


グレイスケールは、今年これ以前立ち上げられたグレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)、グレイスケール・ミニ・ビットコイン・トラスト(BTC)、グレイスケール・イーサリアム・トラスト(ETHE)、グレイスケール・イーサリアム・ミニ・トラスト(ETH)の発行企業だ。


|翻訳・編集:林理南|画像:Shutterstock|原文:Grayscale Rolls Out Aave Fund

CoinDesk Japan

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最終更新:10/4(金) 22:50

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