香港大引け:続伸、イベントを前に様子見 信義光能などに買い

4/9 17:39 配信

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 9日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.57%高の16828.07ポイントだった。中国企業指数は0.45%高の5895.32ポイント。メインボードの売買代金は概算で829億3000万HKドル。

 ハンセン指数は高く寄り付いた後、序盤は心理的節目の17000ポイントに乗せる場面もあった。ただ、同節目付近の売り圧力が意識されると上げ幅を縮め、前場半ば以降はおおむね16800-16900ポイントのレンジでもみ合った。米国で10日に注目のインフレ指標である3月の米消費者物価指数(CPI)が発表されるほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録(3月19-20日開催分)が公開される。中国本土では11日以降、CPIや生産者物価指数(PPI)など主要経済指標の発表が相次ぐ。内容を見極めたいと、様子見気分が漂った。

 ハンセン指数構成銘柄では、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(00968)と親会社の信義ガラス(00868)、オンラインゲーム大手のネットイース(09999)が大幅高。ガス会社の新奥能源(02688)、ビールメーカーのバドワイザーAPAC(01876)、半導体受託製造のSMIC(00981)、医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(02359)や、香港地場系銘柄の新世界発展(00017)、ハンセン銀行(00011)なども買いを集めた。半面、大型ネット株の百度(09888)が3%超下げたほか、石油メジャーのCNOOC(00883)、シノペック(00386)、非鉄金属の中国宏橋(01378)、PC世界大手のレノボグループ(00992)などが売られた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.98%高の3478.24ポイントと4営業日ぶりに反発。小鵬汽車(09868)、華虹半導体(01347)、ネットイース、ビリビリ(09626)が上昇率上位。半面、東方甄選(01797)が大幅に3営業日続落した。

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最終更新:4/9(火) 17:39

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