森トラストリート投資法人が第44期決算、橋本MTRビルの売却を発表

4/25 16:08 配信

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森トラストリート投資法人 <8961> が、第44期(2024年2月期)決算を発表した。

第44期は、「仙台MTビル」を追加取得、「新橋駅前MTRビル」の残持分を売却した。新規物件、オフィスの稼働回復、ホテルの変動賃料による増収や、前期の合併関連費用がなくなったこと等により、前期比1.3%増益。714百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は1,835円と前期比7.9%増となった。

期末のポートフォリオは21物件、資産規模(取得額合計)は4,694億円、有利子負債比率は47.5%。

併せて「橋本MTRビル」を売却することを発表した。一括貸テナントであるコーナン商事との定期賃貸借契約が2023年9月で満了となったため、テナント誘致と物件売却の両方を検討していたが、テナント決定まで時間を要することや賃料水準が低下する可能性から、2期に分割して売却することを決定した。売却額は85億円。売却先は非開示。

第45期(2024年8月期)は、橋本MTRビルの共有持分50%を売却し、売却益565百万円を計上する。オフィスやホテルが増収となるが、物件売却益が減少するため、前期比11.3%減益を見込む。448百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は1,679円と8.5%減となる見通し。

第46期(2025年2月期)は、橋本MTRビルの共有持分残50%を売却する。ホテルの賃料増加、物件売却益の増加、修繕費の減少等により、前期予想比2.8%増益を見込む。552百万円を内部留保とし、1口当たり分配金は1,700円と1.3%増となる見通し。

スポンサーサポートや物件入替えにより資産規模の拡大を目指す。
ホテルは相応の利回りが期待できる物件、オフィスは相応の利回りかつ稼働が安定している地方の物件や、立地やグレードの高い都心の物件を検討する方針。

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最終更新:4/25(木) 16:08

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