香港寄り付き:続落スタート、取引再開の中升集団は大幅反落
12日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。前週末に全国人民代表大会(全人代)常務委員会が先週末に発表した経済政策に対する失望売りが続いているようだ。週内に10月の米物価統計や、中国の主要経済指標の発表を控え、投資家はリスクを取りにくいもよう。
指数は日本時間午前10時41分現在、前営業日比1.98%安の20317.24ポイントで推移している。個別では、この日に取引を再開した自動車ディーラーの中升集団(00881)が大幅に反落。産金大手の紫金鉱業集団(02899)、スマホ部品・受託製造大手のBYDエレクトロニック(00285)、アルミメーカーの中国宏橋(01378)、PC世界大手のレノボグループ(00992)なども安い。大型ネット株の美団(03690)、百度(09888)、JDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)が売られ、指数を押し下げている。半面、医薬品・医療機器の卸売り大手の国薬控股(01099)、自動車メーカーの吉利汽車(00175)、BYD(01211)などが買われている。
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最終更新:11/12(火) 10:44