〔米株式〕NYダウ続伸、61ドル高=ナスダックは安い(17日午前)

4/17 23:24 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】17日午前のニューヨーク株式相場は、おおむね堅調な企業決算を眺めて、続伸している。午前10時15分現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比61.08ドル高の3万7860.05ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数が15.97ポイント安の1万5849.28。
 米利下げ観測の後退を背景とした米長期金利の上昇が一服し、時価総額の大きい超大型グロース株などを中心に買い戻しが先行。先週末から始まった1~3月期の米企業決算発表がまずまずの内容となっていることも安心感につながっているもよう。
 この日は主要な米経済指標の発表はなく、投資家の関心は引き続き、米連邦準備制度理事会(FRB)高官らの発言に向いている。前日はパウエルFRB議長とジェファーソンFRB副議長がともに、最近の物価統計の上振れを踏まえ、政策金利を現行水準で当面維持する可能性を示唆。今夕の講演で、メスター・クリーブランド連銀総裁とボウマンFRB理事がどのような見解を示すかが注目されている。また午後には、全米12地区の連銀景況報告(ベージュブック)も公表される。
 個別株を見ると、航空大手ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスが11%超高。前日夕方の決算発表で、4~6月期について強気な業績見通しを示した。半面、ダウ構成銘柄の保険大手トラベラーズは7%安。1~3月期の1株当たり利益(EPS)が市場予想を下回ったことが嫌気されている。(了)

時事通信

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最終更新:4/17(水) 23:35

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