GLP投資法人が第24期決算を発表、1口当たり実績分配金（利益超過分配金含む）は2,760円

GLP投資法人 <3281> が、第24期（2024年2月期）決算を発表した。

第24期は、「GLP習志野Ⅱ」建物部分と「GLP盛岡」を売却し、「GLP習志野Ⅱ」の再開発SPCの優先出資証券を取得した。GLP舞洲Ⅱの火災の損害賠償金が特別利益として計上される一方、物件売却益の減少により、前期比9.5％減益。自己投資口の消却を行い、投資口数が0.56％減少する一方、GLP習志野Ⅱの建物売却によって減価償却累計額が大幅減少するため、利益超過分配を当初想定より減額することとなり、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は2,760円と前期比14％減となった。

期末のポートフォリオは91物件、資産規模（取得額合計）は8,876億円、有利子負債比率は44.5％。

第25期（2024年8月期）は、「GLP加須Ⅱ」を取得。賃貸収入や火災による損害賠償金が増加するが、物件売却益がなくなることや固都税の増加により、前期比0.4％減益を見込む。利益超過分配を増額し、1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は2,885円と前期比4.5％増となる見通し。

第26期（2025年2月期）は、太陽光発電収入が減少、また火災による損害賠償金の減少、特別損失計上等により、前期予想比8.4％減益を見込む。1口当たり分配金（利益超過分配金含む）は2,667円と前期予想比7.6％減となる見通し。

投資口市況や金融環境の変化に伴い、増資による外部成長が難しいことから、複数物件の一括売却、負債比率の引き上げ、自己投資口の取得等を検討する。