ヤマシナ、ツムラ、アインHDなど/本日の注目個別銘柄

3/6 15:23 配信

フィスコ

現在値
コカBJH2,193+23.50
ツムラ3,755+55
TDK7,312+96
スタンレー2,808.5+4.50
三井ハイ7,119-7

<6762> TDK 7907 -291
大幅反落。前日の米国株式市場では、中国でのiPhone販売が急減したと報じられた
ことでアップルの株価が2.8%安と大きく下落。香港の調査会社が、年初から6週間
の中国でのiPhone販売が前年同期比24%減になったとの調査結果を公表しているも
よう。他のハイテク株にもネガティブな波及効果を与えている。東京市場でも同社
など電子部品の一角に売りが波及する展開へ。

<6923> スタンレー電 2796.5 +183.5
大幅続伸。JPモルガン証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイ
ト」に格上げ、目標株価も2600円から3300円に引き上げている。主要顧客の高水準
の車両生産継続、一過性費用の剥落などにより、25年3月期にかけて収益モメンタム
は大幅に好転すると予想。また、高水準の還元姿勢が続く蓋然性も高いとして、株
価の上昇余地は大きいと判断しているようだ。

<2579> コカBJH 2180 +184
大幅続伸。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に、目標株価も1800円から2
600円に引き上げた。プライスリーダーのサントリー食品が積極的な値上げを検討し
ていることが背景となり、収益性の向上につながる値上げの実現可能性が高まって
きたことを評価のもよう。また、経営改革に取り組んできた結果、脆弱だったサプ
ライチェーン体制が改善、安定化しつつあることなどもポジティブに捉えているよ
うだ。

<6966> 三井ハイテク 9621 +1080
急伸。前日に業績予想の上方修正を発表している。24年1月期営業利益は従来予想の
160億円から181億円、前期比19.9%減にまで引き上げ。自動車業界において電動車
関連の需要が堅調に推移し、電機部品事業においては想定通りの推移となっている
もよう。為替円安の影響なども収益の押し上げ要因となったようだ。第3四半期まで
は計画線の推移と見られた中、業績上振れをストレートに評価の動きが先行へ。

<4540> ツムラ 3266 +500.5
急騰。2024年度薬価改定の影響についての一部アンケート調査において、同社は改
定品目の単純平均ベースで24%の大幅引き上げを受けることが明らかになったと、
一部の専門紙が伝えている。なお、厚生労働省では5日に、4月1日付で実施する2024
年度薬価基準改定を告示しており、薬剤費ベースで見た場合の改定率はマイナス4.6
7%となっているもよう。

<9627> アインHD 5246 +700
ストップ高。前日に提出された大量保有報告書によると、オアシスマネジメントが
9.60%を保有する大株主になったことが明らかになっている。保有目的は、ポート
フォリオ投資および重要提案行為とされている。オアシスは香港に拠点を置くヘッ
ジファンドで、物言う株主として存在感が強い。ツルハHDとウエルシアHDの経営統
合に関連して、保有するツルハ株をイオンに譲渡することにもなっている。

<8848> レオパレス21 505 +54
急伸。前日に2月の月次データを発表している。入居率は86.60%で、前月比1.6ptの
上昇、前年同月比では0.01ptの低下となっている。1月は前年割れに落ち込んだが、
再度前年並み水準にまで回復する形となり、買い安心感につながっているようだ。
なお、契約済戸数も48万648戸で、前年同月比では5684戸の減少だが、前月比では81
99戸の増加となっている。

<7605> フジコーポ 1782 -130
大幅反落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は26.1億円で前年同期比6.1%
減となり、通期増益予想に対してやや低調なスタートと受けとめられているよう
だ。タイヤ・ホイールを中心に売上は順調に拡大しているものの、度重なる値上げ
による仕入れコストの上昇などが収益に響いたもよう。なお、業績には季節性が強
いことから、進捗率は高い状況となっている。

<4880> セルソース 1500 +121
大幅反発。累計約30万人の会員を持つオンラインピル診療サービス「メデリピル」
を展開するmederi株式会社との間で、同社が提供する卵子凍結保管受託サービス
「卵子凍結あんしんバンク」を共同で推進することを目的とした業務提携契約を締
結したと発表している。大規模な女性会員ネットワークを持つ企業であり、同社サ
ービスのアプローチ拡大に直結していくとの期待感が先行。

<5955> ヤマシナ 118 +30
急騰。電動垂直離着陸飛行機開発企業であるヒエンエアロテクノロジーズと、世界
初のガスタービンハイブリッド型eVTOLの開発において技術提携契約を締結したと発
表。同社では軽量化ファスニング技術や電食対策技術、ボルトのゆるみ対策、締結
コスト低減技術などを、ノウハウや試験データとともに提供していく。ヒエンでは3
0年を目標に空飛ぶクルマと言われるエアタクシーの開発も計画、同社の業容拡充期
待が高まった。
《ST》

フィスコ

最終更新:3/6(水) 15:23

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