日経平均は1005円高と大幅続伸、米大統領選の影響による円安を意識=6日後場
6日後場は日経平均株価が、前日比1005円77銭高の3万9480円67銭と大幅に続伸し、TOPIX(東証株価指数)も同51.66ポイント高の2715.92ポイントに上昇した。日経平均が終値ベースで1000円以上値上がりしたのは、9月26日(1055円37銭高)以来、約1カ月半ぶり。現地5日の米国株式市場で、米10月ISM(供給管理協会)非製造業景況指数が市場予想の平均を上回ったことを好感し、NYダウ、ナスダック総合指数がともに続伸。米国株高を受け、日本株も堅調な展開で、日経平均は午後零時50分に、同1189円63銭高の3万9664円53銭を付けた。米大統領選で、共和党が強い中西部でトランプ前大統領が選挙人を順調に獲得。これに伴いドル・円相場が円安方向に振れていることが意識され、輸出関連銘柄が買われ指数の上昇を支えた。
東証プライム市場の出来高は24億5518万株、売買代金は5兆6352億円。騰落銘柄数は値上がりが1099銘柄、値下がりは486銘柄、変わらずは62銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落した。三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株や、ディスコ <6146> 、SMC <6273> などの機械株が上昇。バンナム <7832> 、任天堂 <7974> などのその他製品株や、第一生命HD <8750> 、東京海上 <8766> などの保険株も高い。住友電工 <5802> 、フジクラ <5803> などの非鉄金属株や、リクルートH <6098> 、日本郵政 <6178> などのサービス株も堅調。オリンパス <7733> 、HOYA <7741> などの精密機器株や、太平洋セメ <5233> 、特殊陶 <5334> などのガラス土石株もしっかり。一方、郵船 <9101> 、商船三井 <9104> などの海運株や、ニッスイ <1332> 、マルハニチロ <1333> などの水産農林株が安い。
個別では、IHI <7013> 、ヤマシンF <6240> 、NTTデータ <9613> 、コクヨ <7984> 、エンプラス <6961> が上昇。半面、メルカリ <4385> 、大真空 <6962> 、グリー <3632> 、エラン <6099> 、グンゼ <3002> などが下落した。
提供:ウエルスアドバイザー社
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最終更新:11/6(水) 15:52