(ブルームバーグ): 29日の債券相場は下落が予想されている。米国で昨年10-12月の実質国内総生産(GDP)が上方修正されるなど経済の強さを示す指標が相次いだことを受けて、中長期金利が上昇した流れを引き継ぐ。同日行われる2年国債入札は無難に消化されるとの見方が出ている。
米GDP、10-12月は3.4%増に上方修正-個人消費の堅調が寄与
東海東京証券の佐野一彦チーフストラテジストは、米金利が小幅上昇し先物夜間取引も下落しているため安く始まるとみる。日本銀行は当面、従来と同額の国債買い入れを行うとしているが、このところの需給ひっ迫と相場の強さが4月からの減額観測につながる可能性があり、相場の重しになるだろうと言う。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.705~0.72%(28日は0.705%で終了)、先物中心限月6月物は145円66銭~145円87銭(同145円88銭)。
先物夜間取引で6月物は28日の日中取引終値比11銭安の145円77銭で終えた。
2年債入札
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最終更新:3/29(金) 7:42
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